私の所に来てくれたお客さんで
人にすげぇ
気を遣う人がいる
ともかく、自分に接する人へ
その人の気持ちに合った事を言おうと
頑張っている人である
でも気負うとか気が弱いとかいうんじゃない
感性として相手に対して持っているセンスである
接客業、サービス業、美容師さん
肝っ玉かあさん、芸術家だったりするんだけど
その人はウイッグを編むお仕事だった
（あ、因みにご本人から掲載許可は頂いております）
普段から
お客さんの心に半端なく合わせているので
仕事が終わると超くたびれて
同僚が笑わせようと話しかけてくれたり
よもやま話をしてくれるんだけど
あんまり面白くなさげな顔をしてしまうのだ
それを悩んでいた
「私、せっかく同僚が話しかけてくれているのに
全く関心を持てないなんて大丈夫だろうか？」
と、思うらしい
色んな人の話を聞くから
多少のハプニングの話を聞いても
「あ、そう」って心が感じなくなるのか
人が本当は嫌いなんじゃないのか
と、自問自答するようだ
しかし、その人の守護霊さんは
「ははははは、違いますよ
人が嫌いとか、人に関心が持てないとか
話に反応できないという情緒がないって話じゃなくってね
仕事中、相手がしたい髪型とか
相手が望む反応とかに自分が気を遣ってるから
仕事終わったら気が残ってないの
大丈夫、本人の気が回復したら
同僚が話す話をちゃんと聞けて
あーそうなんだって反応出来るようになるから」
と、返していました
実は私の仕事もそうです
お客さんに必要な言葉を
相手の立場に立って言おうと半端なく集中してるので
相手の同じ気持ちの再現が出来ますが
仕事が終わると廃人みたいに
ぼおーっとして
気が遣えなくなります
友人と話してても
ぼおーっとして反応出来なくなるし
勿論、家族は
気が遣えない私に慣れっこなんで
仕事のスケジュールがパンパンな時は
｢今日の
ママはだめだ」と、ほっといてくれます
まぁ風呂に入るとちょっと回復するんで
風呂はいってから家族とは話すようにしてます
それでダメなら寝るしかない
寝ないと回復しないからね
でも寝ても１日に回復できる量は限られているので
毎日仕事で使っていて元に戻れないと思ったら
休んでどっか
旅行に行って１日中
廃人みたいにぼーっとしてでも
回復しないといけません
この気を｢霊感｣といいます
私は相手の気持ちと
まるで同じになるのに霊感を遣います
霊感の遣い方は様々ですが
霊が視えるより、未来が視えるより
相手に見当はずれではない感性
人に気が遣える方が私は好きなんで
そこにぶっこんでいます
（だから自称もぐりの心理療法士）
だってお釈迦様だって
霊感を売りにしないでデリカシーに集中してた
相手に必要な言葉に徹してたものだから
「あー霊感というのは本来
こういう事のために使うといいんだな」って
子供心にビックリしました
先人ってすげえなぁ
でも、私が仕事でやっている事と同じ事を
生きている人は
霊感を売りにしなくとも皆やっているので
気を遣って感じる事が出来なくなったら
ぼおっとするんだよ と言いたい
デリカシーがある人ほど気を遣うもんです
夫婦でも、家族でも、友人でも
仕事相手でも、半端なく遣うみたい
だからそういう人は
出来るなら、たまにそっと人と離れて
一人の時間を設けると回復が早いです
でも、それだけ他人を
愛せるって事なんだよね
デリカシーが見当はずれにならないのは
人生の経験の量と
相手を慮る時に発動する「霊感」
もぐりの無免許
とくもりけいこ より
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