『米国の嫌中』『ティックトック法案』『狭い庭に高い壁』 | けいきちゃんのブログ

🌸中国は投資対象ではなくなった4

 

悪化するアメリカ人の対中イメージ
 ☆現在の中国に対する超党派の強硬な姿勢を支えているのが

 *アメリカ国民の間で共有する党派を超えた中国への否定的な見方

 *「アメリカにとって最大の敵国はどこか」という問いに対し

 *41%の回答者が「中国」と答え、4年連続で首位を維持

 *大部分のアメリカ人は中国を

 *「競争相手」(50%)「敵」(42%)と見ている
 ☆トランプは共和党議員に強い影響力がある

 *例メキシコ国境での不法移民問題に関し

 *超党派で合意したのにトランプの鶴の一声で合意が潰れました

 *不法移民問題は深刻な社会問題になっており

 *移民に寛容であった民主党は苦しい立場に追い込まれた
 *民主党は移民に対して、共和党法案を丸呑みした

 *これは民主党にすれば180度の方向転換であった

 ☆トランプは同じように

 *ティックトック法案にも反対の声を上げた

 *共和党議員の圧倒的多数は民主党議員と一緒に法案に賛成し

 *この法案をほんの数か月で成立させた

 *中国叩きがワシントンで受けるのかを示す良い例

⛳米国に「ゴールボストを動かすな」と怒る中国人
 ☆バイデン政権の中国に対して最先端技術の移転を制限する政策

 ☆「狭い庭に高い壁」と呼ぶ

 *この言葉の意味するものは

 *軍事転用が可能な最先端技術は厳しく規制するものの

 *レガシー半導体と呼ばれる非最先端で多くの既存製品に

 *使用されているものは規制の対象から除外するアプローチです

 ☆アメリカは現在、最先端半導体だけではなく

 *レガシー半導体製造に必要な周辺テクノロジーや

 *すでに中国に販売した商品のソフトウェア更新

 *メンテナンス、部品提供も制限する方向で動いている
 *つまり狭い庭はどんどん広くなり、高い壁はさらに高くなる

 *という形で米国はゴールポストを動かしている
 *中国側は、ゴールポストを動かすなとアメリカに文句を言う

 *これは日米構造協議における日米の認識の違いと全く同じ

 

⛳利害関係者ではない筆者のように外部から見ると

 ☆アメリカはゴールポストを動かししている

 *彼らは腹落ちしていないように思える
 ☆日米構造協議の時の通産省の幹部と同じで

 *何とか合意しても、すぐにゴールポストが動くので

 *裏切られたとの思いが拭えない

 ☆中国は、数年前まで、お互いに「ウイン・ウイン」で

 *仲良くやってきたので、この激変に中々ついていけない

サプライチェーンの再構築(=中国外し)ヘ
 ☆新自由主義の時代、企業は一つになったグローバル市場を念頭に

 *利益を最大化するサプライチェーンを自由に追求することができた

 *その中で中国は世界の工場としての地位を確固たるものにした
 ☆新自由主義の世界観が信認を失い

 *「市場ではなく、政治が一番わかっている」時代が到来すると

 *サプライチェーンの再構築は企業経営者にとって喫緊の課題になった
 *今では露骨な政府介人が続き、「広い庭に高い壁」傾向は

 *加速することはあっても、元に戻ることはないと思う

 ☆こうした動きに対し、中国の持つ強力なレバレッジの一つ

 *レアアースに加え、コバルトやニッケルなど

 *グリーンエネルギーヘの移行に不可欠な鉱物資源を握っていること
 ☆新自由主義のもたらした国際化の最大の受益国が中国なら

 *その逆流の痛みを受ける度合いも必然的に大きくなる

 *その反面、日本のように新自由主義の波に乗り遅れ

 *生産拠点を全て、外に出さなければならなかった国にとっては

 *「リショアリング(海外に移した生産拠点の自国回帰)」や

 *「フレンド・ショアリングのサプライチェーン構築」は

 *相対的にプラスの話だ
                   (敬称略)
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⛳出典、『世界秩序が変わるとき』

 

 

『米国の嫌中』『ティックトック法案』『狭い庭に高い壁』

(ネットより画像引用)