『延命治療不要(安楽死・尊厳死)』『延命治療で助かった人』 | けいきちゃんのブログ

🌸きまざまな死のパターン2

 

 ☆文字ばかりで恐縮ですが

 *医師側から見た『看取り』の内容なので

 ☆何か『人間のライフクロック』を感じさせられます


⛳①延命治療はいらないと言う人
 ☆医療は、所詮は人間の営で、神の所業ではない

 ☆病気は自然の現象で、医療で治る病気も増えたが

 *すべての病気が治せるわけではない

 ☆治る病気は治せばいいけれど

 *治らない病気を無理に治そうとすると、悲惨な状況になる
 *これは医療の進歩が原因です

 ☆高度な医療がなかった時代は

 *死を受け入れぎるを得ないので、人は比較的きれいに死んでいた

 ☆医療が進んで、死を押しとどめる治療で。助かる人も増えたが

 *助からない場合は悲惨な延命治療になる
 ☆死を押しとどめる医療

 *いかに悲惨な状況を作り出すかが、徐々に世間に伝えられる

 *無駄な延命治療に対する否定的な印象が広がる
 ☆「私は延命治療を拒否します」という人がいる

 *それで悲惨な状況が避けられると思っていたら大まちがい

 ☆医者ははじめから無駄な延命治療はしない

 *治療をするのは、わずかでも助かる見込みがあるから

 *やるだけやった結果、助からない場合に、悲惨な延命治療になる
 ☆自宅にいれば悲惨な延命治療を受ける心配はありません

 *悲惨な延命治療を受けたくないと言うのであれば

 *助かる見込みがあっても、病院に行かない覚悟が必要です
 ☆好ましい状況を実現するには、尊厳死しかありません

 *悲惨な状況になりかけたら、治療を中止して死なせるのが尊厳死
 *現在、日本では気管チューブを抜く等の尊厳死は合法化されいませんが

 *水面下では行われているようですが、違法なので公にはできません

 *しかし、患者さん本人と家族のためにすることですから

 *当然、許されてしかるべきだと思います
 ☆実際に尊厳死をするとなると

 *家族も医療者も大変なストレスを感じる

 *いつ人工呼吸器をはずすか、強心剤や中心静脈栄養をやめるのか

 *決めるのは、簡単なことではない

 *一人の命が失われるわけですから、決断に迷うのは当然
 ☆尊厳死や治療の中止は、本人のためになること

 *ふだんから死に直面したときのことを考え

 *しっかりと考えておく必要があると思う

 

⛳②延命治療で助かることもある
 ☆延命治療、筆者はずっと否定的な意見でした、思いが揺らぐ経験をした

 *妻の叔母の夫が、延命治療で命拾いをした
 ☆妻の叔母から筆者に治療の方法の相談がありました

 *がんを完治させるためには手術が必要です

 *その場合は胃を全摘しなければならならず、負担の大きな手術になる

 *叔父は、慢性気管支炎の基礎疾患があり

 *全身麻酔の手術では術後肺炎で命を落とす危険もありました

 ☆手術をしなければ、がんを取り除くことはできませんが

 *今すぐ死ぬことはなく

 *上手に治療すれば二、三年は生きる見込みがありました
 *筆者は手術をせずに抗がん剤も強いものは使わないようにして

 *穏やかにようすを見るのがよいのではと答えました

 ☆叔母もそれがいいと思うと同意しました

 *ある程度、自然に任せるという治療の選択です

 *義理の叔父もそれを受け入れ

 *入院せずに自宅での療養を続けることになりました
 ☆叔母は夫の死を覚悟し、延命治療は受けないと決めました

 *二年半後のある早朝、叔父が突然、吐血したため

 *叔母は動転して救急車を呼んでしまったのです

 *叔父は総合病院に運ばれ、集中治療室での治療がはじまりました
 *病院では、心電計や酸素モニターを装着されて

 *叔父は人工呼吸器につながれ、延命治療のフルセット状態になっていた
 *あんなに延命治療は受けないと言っていたのに

 *救急車を呼んでしまってと、叔母は悔やんでいました

 ☆集中治療室の部長が叔母と私を別室に呼んで、状況を説明してくれた

 *吐血は胃がんからの出血で、胃カメラで止血を試みたけれど

 *出血量が多くて止めることができなかった

 *今は止血剤を点滴で投与しているが

 *それで出血が収まる見込みはほとんどない

 *出血を補うために輸血をしているが、このままではキリがなく

 *貴重な輸血パックを使い続けるわけにもいかない

 *あと三パックで終えることを了承してほしいことなどが告げられた

 ☆ベッドの横に行くと、叔父は鎮静剤が切れてきたのか

 *意識朦朧のまま起き上がろうとした

 *叔父は翌日、意識がもどると自分で気管チューブを抜き

 *激しく咳き込んだものの、自力で呼吸をはじめた

 ☆点滴で投与された止血剤が、奇跡的に効いたようでした

 *それで叔父は徐々に元気を取りもどし、 一般病棟に移ってからは

 *重湯から五分粥、全粥と食事も進み、ついには無事に退院した

 ☆ダメ元のように行われた治療で命が助かった

 *延命治療がうまくいくこともあるのだと

 *喜ぶと同時に大いに戸惑ったのも事実です
 ☆叔父はその後、半年ほど生きて。孫の誕生も見ることができた

 *そして、最後は自宅で、78年の生涯を穏やかに閉じた

                       (敬称略)
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⛳出典、『人はどう死ぬのか』

 

 

 

『延命治療不要(安楽死・尊厳死)』『延命治療で助かった人』

(ネットより画像引用)