『戦後神社の衰退』『八百万の神(迦微)』『御天道様に申し訳がない』 | けいきちゃんのブログ

🌸われわれにとって「カミ」とは何か2

⛳見えないものへの畏敬と畏怖
 ☆神社は、近所の子供たちにとって最高の遊び場であった
 *さまざまな遊びに熱中して、ふと気がつくと

 *境内はすでに夕暮れで薄暗くなっており、友達の数も急に減り

 *とたんに襲いかかる恐怖感に追われ

 *あわてて家に逃げ帰った記憶がいまも鮮明に蘇る

 ☆昼間でも中へ入って行くことなどおもいも寄らぬ霊気を感じさせた

 ☆筆者はここの境内で「自然」とか「宇宙」とか

 *人間の限りある知恵を遥かにこえたものへの畏敬と畏怖の念を

 *無言のうちに教えこまれ育まれた

 ☆有名な神社や、大きな神社以外

 *日本中の小さな神社の多くは、すっかり寂れてしまった

 *「カミ」を畏れることを忘れてしまった

 *現在の日本人の、心の貧しさを象徴している

 ☆敗戦の年GHQが日本国政府に宛てた「神道指令」に端を発する
 *「国家神道」と「皇国史観」の根絶であり

 *政教の完全な分離であった
 ☆「神道指令」で、事実上いちばん打撃を受けたのは

 *全国の地元の数少ない氏子の素朴な信仰心で

 *維持されてきた無数の民幣小社であった

 

⛳奪われた信仰心
 ☆多くの日本人に「神道」という言葉馴染みなく
 *日本人が信じてきたのは、「カミサマ」であった

 *もとは「迦微」で、言葉の意味さえはっきりしないものだ

 *目に見える天地自然の全てと、その至るところに潜む

 *目には見えない畏るべきものと恐るべきものの総称である
 ☆「八百万の神」

 *土地と人間の歴史とともに古い産土神、氏神、鎮守様でもあって

 *権威と権力を一元化した「大日本帝国憲法」が発布されて

 *一種の国教が成立するまでの久しいあいだ

 ☆日本人の大半は先祖代代、住む土地によって

 *異なる多元的な地着きの「カミサマ」に手を合わせ

 *五穀豊穣、家内安全、商売繁盛を祈願して生きてきたのだ

 *「国家神道」や「皇国史観」とは何の関係もないものであった

 *それを全否定するのは、先祖代代の歴史を根こそぎ抹消するに等しい

 ☆古くから一軒の家のなかに、神棚と仏壇を両方置いて平気なくらい

 *世界にも類のない寛容で融通無碍でこだわらない信仰心を持つ日本人

 *「神道指令」を「宗教弾圧」であるとはまるで考えもしなかった
 *昔はどの家にもあった神棚、しだいに姿を消して行った

 ☆日本人が占領軍の「神道指令」

 *過剰反応と拡大解釈で容易に受け入れたことが

 *他の宗教にたいするキリスト教の優越を信じて疑わない

 ☆アメリカの原理主義者によって引き起こされたイラク戦争

 *いまなお果て知れない惨惜たる悲劇を生み出す重大な一因だ
 ☆「神道指令」は、日本人の草の根の信仰心を根こぎにした

 *日本人は、八百万の神への信仰を捨て去り、忘れ去ってしまった

 

⛳救国の処方箋
 ☆「太陽はどんな民族にも受けいれられる唯一神であった」のである
 *太陽を御天道様と呼び、神意に背くようなことをしたのでは

 *「御天道様に申し訳がない」と久しく言い習わしてきた

 ☆日本人の根本的な宗教は、筆者の考えるところ3箇条に極まる

  『天地を祭る』『天地に祈る』『天地に感謝する』

 ☆自分たちを生かしてくれる天地自然を崇拝し

 *守ってくれるなにものかに五穀豊穣や家内安全や商売繁盛を祈願し

 *生きる営みのすべてを「カミサマ」の御心に適う「天職」と考え

 ☆食卓に向かうたび「頂きます」と日日の糧を

 *天地の恵みとして、有り難く頂戴し

 *暮しに歌と笑いを重んじて、楽しみながら毎日を元気にすごす
 ☆そんな風に生きて行く人びとがふえれば

 *日本人の最良の資質が、世界に向かって示されるに違いない
 ☆これが『古事記』に学んだ筆者の救国の処方箋である

                       (敬称略)

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『戦後神社の衰退』『八百万の神(迦微)』『御天道様に申し訳がない』

(ネットより画像引用)