『葬儀を終えて』「小説の嘘」「シンブルな嘘」「ミスリードの嘘」 | けいきちゃんのブログ

🌸「ミステリーの女王」を通して疑う力を養う1

 ☆アガサクリスティーの『葬儀を終えて』を学生に読んでもらう

 *最も印象的な嘘は何? その選定理由を答えてもらう

 *又どこで騙されたか、犯人がどこで分かったかを答えてもらう
 ☆読者の回答(色々ある)
 *最後のポアロの謎解きまで、まったく分からなかった
 *途中まで怪しんだが、途中で犯人ではないと判断した人が犯人だった

 *登場人物がみんな怪しく思えた

小説には嘘がちりばめられている
 ☆『葬儀を終えて』を事前にみなさんに読んでもらう

 ☆小説の最大の魅力は、他人の人生を疑似体験できること

 *複数の登場人物の視点が、多様性を養ってくれる

 ☆小説のもう一つの重要なポイントは、疑う力の育成です

 

シンブルな嘘がいちばん効果的
 ☆小説は、人を騙すために

 *複雑に入り組んだ話で人を、煙に巻かねばならないと思いがち

 ☆実際、小説ではシンプルな嘘がいちばん効果的
 ☆「葬儀を終えて』で最も重要な嘘

 *非常にさらっと、しかも堂々と出てくる

 *つい読み流してしまうわけですが、そこで見抜けない

 *最後まで犯人に対して疑いの目が向かない

ミスリードも嘘の一種
 ☆クリスティーは、ミスリードも上手

 *書き手か読者にさりけなく先入観を与えてミスリードしていく

 *これも、嘘の一種
 ☆小説の冒頭に、執事のランズコムが出てきて

 *彼の視点での語りが始まる
 ☆「視点」が、小説を読む際のキーワード
 ☆視点、つまりカメラのレンズは、語り手のすぐ後ろにある

 *だから、語り手が向いている方向しか見ることはできない

 *背後で起こっていることは、見えない
 ☆執事に加えて、弁護士の視点で登場人物が語られることで

 *キャラクター設定が重層化して、それぞれの個性が際立つ

                       (敬称略)

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『葬儀を終えて』「小説の嘘」「シンブルな嘘」「ミスリードの嘘」

(ネットより画像引用)