「甘粕正彦」「甘粕事件」「満州国建国」 | けいきちゃんのブログ

🌸数多くの謎を抱えた人物甘粕正彦

 

謎のまま残る甘粕事件

 ☆甘粕正彦は元日本陸軍憲兵大尉にして満州国の実力者

 *彼は、玉音放送が流れた5日後、青酸カリを飲んで自決している
 *その死によって多くの謎は永遠のものとなってしまった

 ☆彼はなぜ死を選ばなければならなかったのだろうか
 *謎のひとつが、関東大震災直後に起きた甘粕事件
 *震災の混乱に乗じて軍内部に設置された憲兵隊

 *社会運動家たちを一斉検挙しようと躍起になっていた
 *運動家の中には捕えられてリンチを受け虐殺された者もいた

 ☆甘粕事件は、恐ろしい時代を象徴する殺人事件

 *当時東京憲兵隊の麹町分隊長甘粕正彦

 

甘粕正彦、生真面目さが事件の遠因か

 ☆殺害されたのは

 *作家で社会運動家の大杉栄・内縁の妻・大杉の甥の3人

 *遺体は憲兵隊本部裏の古井戸に投げ込まれていた
 ☆逮捕された甘粕は軍法会議で

 *「個人の考えでの犯行」と証言、禁固10年の判決を受けている
 *この証言は当時から「軍をかばっている」との見方が強かった

 ☆甘粕事件は、本来なら

 *震災のどさくさに紛れてうやむやになるはずだった
 *虐殺が子供にまで及んでいたことで新聞報道が過熱

 *事件は必要以上に明るみに出た
 ☆当時の新聞によれば

 *甘粕は温厚な性格で上司・部下からも信頼される模範的将校

 *生真面目さゆえに事件の責任を一手に引き受けたと記載された
 ☆軍法会議では無視されたが

 *甘粕とともに逮捕された部下からは

 *「上層部の指示で殺害した」という発言もあった

 

甘粕は、事件のあとも華やかな世界に住む

 ☆事件後、甘粕は3年足らずで出所

 *陸軍の経費でフランスヘの留学を果している
 ☆フランスから満洲へ渡り、満州国建国と同時に

 *警察庁長官クラスの役職に就いた

 *時の総務庁次長である岸信介らの尽力で

 *満州映画協会の理事長になってショービジネス界にも君臨する

 ☆その頃の甘粕は

 *満州映画の看板女優・李香蘭、画家の藤田嗣治などの

 *著名人との交流も盛んだった

 *湯水のように金を使い、華やかな人脈を築いていった
 ☆彼の資金源がどこにあったのかだけは明らかでない
 *彼の華やかな人脈は、軍にとり重要な情報源のひとつだった

 ☆満州事変の影にも、甘粕の存在は見え隠れしている

 *甘粕は裁判ではもちろん、その後の人生においても

 *一切の真相を明らかにすることはなかった
 ☆満州事変の黒幕のひとりともいわれる甘粕

 *かって起こした甘粕事件

 *彼の関わり方の詳細は結局わかっていない

 ☆終戦が告げられるとすぐに自殺した

 *あらゆる秘密を墓場まで持って行ってしまった

 ☆甘粕の辞世の句「大ばくち 身ぐるみ脱いで すつてんてん」
 *大胆に生き、多くの謎を残したままこの世から消えた

                       (敬称略)

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(『日本史の黒幕』記事他より画像引用)