🌸国家の行く末を決める「識字率」3
☆人の運命はあらかじめ決められている
*私たちは、ある種の「中間団体」というものに所属してしている
☆結果として、家族類型とイデオロギーが、機械的に結びつく
⛳批判の対象になるトッド
☆トッドがしばしば批判の対象になる事項
*家族類型とイデオロギーが、機械的に結びつくようにみえること
☆例、直系家族の誕生
*山がちの土地で耕作地が限界に達する
*農地の相続は子ども1人にせざるをえない
*そうした理由で直系家族は誕生した
☆例、直系家族の性質
*自分たちが所有する土地、家を守るため利己的になりがち
*この考え方が集団や国家に投影されると
*他の集団よりもまず自らの集団が大事
*自分たちの国の利益を第一に、という考え方に変容し
*自民族中心主義のようなイデオロギーを生み出す
⛳地形や気候という偶然の環境的要因
☆定住した人間に、特徴的な家族形態を発明させる
*家族形態で培われた価値観が特定のイデオロギーに結びつく
*トツド理論は、それをクールに指し示すもの
☆土地というものに強く縛られていた農業社会の話
*都市化と核家族化が進行し
*人々の移動が激しくなった現代では
*通用しないだろうと思われるかもしれませんが有りまっす
☆東京のある核家族の子どもに
*日本古来の直系家族原理の影響は依然としてある
*私たちが否応なく「中間団体」というものに所属してしている
*中間団体とは、国家と個人の間に位置する
(政府、政党、軍隊、会社、学校、宗教団体、町内会等の集団)
☆中間団体には、ある社会・地域の古くからの価値観、思考様式
*なんらかの形で保存されている
⛳日本人は、集団をつくると直系家族的組織になる
☆日本人は、集団をつくると必ず直系家族的な構造にする
*後からそうした集団に入る人間は
*すでに構造ができあがっていますから合わせる
☆「後から入った」という感じ方と言うのが
*直系家族原理に無意識にとらわれている証拠
☆会社では「きみ、何年入社?」「ぼくと同期?」のような会話
*しばしばなされます
*返答によって、そのあとの口調が変わる
☆家に帰れば核家族だとしても
*その核家族のメンバーは、外に出れば、中間団体の影響
*直系家族の原理に縛られる
☆「人間の運命はあらかじめ決められている」
*無意識下の家族原理に支配されて人間は身動きできない
(敬称略)
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⛳出典、『読み解く世界史の深層』
「家族類型とイデオロギー」「家族類型と集団」
(ネットより画像引用)