🌸『源氏物語』の時代は恋愛至上主義(6)
『要旨』
☆平安時代の貴族社会、隠し子も大勢いたと思われる
*平清盛、白河上皇のご落胤であるとも言われている
☆武士が台頭する要因を作った、鳥羽上皇の妻・美福門院
*崇徳上皇と後白河天皇の間で対立で「保元の乱」が起こった
☆寵愛する女性やその娘たちに、土地を与える上皇たち
*後白河天皇の娘・八条院、平家に歯向かう武士たちを応援した
⛳平安時代の貴族社会、隠し子も大勢いたと思われる
☆閉鎖的で限定された空間に千人ほどの男女が入り乱れている状態
☆平清盛、白河上皇のご落胤であるとも言われている
*自分と血が繋がらない息子を跡継ぎにするのはおかしが
*日本では高貴な血統「貴種」を尊ぶ風潮があった
*高貴な血筋といえば、当然天皇家
*血筋を重んじ清盛の父は、清盛を跡継ぎに据えた
☆現代の感覚で考えれば、自分の子どもだと思っていたのに
*別の男性の子の可能性があるとは、非常に心が重い話です
☆当時の男女の恋愛は相当ヘビーだったのだ
⛳武士が台頭する要因を作った、鳥羽上皇の妻・美福門院
☆鳥羽天皇の一風変わった恋愛遍歴
*天皇の位を崇徳天皇に譲って上皇になった後
*美福門院得子を寵愛した
*彼女は正妻待賢門院を凌ぐほどの権力を持つ
☆鳥羽上皇は美福門院との間に生まれた黙仁親王を天皇にと思う
*天皇の位を譲っていた崇徳天皇に譲位を追る
☆崇徳天皇は、「叔父子」と呼ばれていじめられていた
*憎しみによって皇位継承にまつわる支持層が分断された
*崇徳上皇と後白河天皇の間で対立が生まれ「保元の乱」が起こった
☆強い暴力で物事を解決する武士の時代が到来する
*鳥羽上皇の崇徳天皇への憎しみや美福門院への愛情が
*平安の世を終わらせ、暴力の世を引き起こす発端を作った
⛳寵愛する女性やその娘たちに、土地を与える上皇たち
☆院政が進み、上皇たちがたくさんの荘園を抱える
*大荘園の領主が女性たちであった
☆鳥羽上皇は自分が籠愛する美福門院が産んだ八条院という女性に
*自分の持っていた荘園をどんどん与えた
☆鳥羽上皇の息子である後白河上皇が院政をはじめると
*彼も娘である宣陽門院を寵愛し、彼女に荘園を与える
☆鎌倉時代の後期には、朝廷は二つの皇統に分かれた
*南朝と北朝との争いへと発展した
*八条院領は後の南朝の荘園となり
*長講堂領は後の北朝の荘園となり
*両皇統の経済的な基盤になった
☆上皇が、広大な荘園群を娘たちに与えた理由
*当時の女性皇族は結婚できなかった
(女性の皇族は、誰かの妻になる事はなかった)
*自分の娘に荘園を与えると、皇室が自らの領地を分散させずに済む
*大規模な荘園を持つ女性は、政治的な発言権も増す
☆後白河天皇の娘・八条院、平家に歯向かう武士たちを応援した
*源頼朝をはじめとする源氏の武士たちの蜂起を裏で支えた
☆平安時代後期
*権力者が一人の女性を愛し、肩入れすることで
*その女性や娘が権力を持つことがあった
*愛憎が新たな時代を動かす原動力になった
(敬称略)
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⛳出典、『愛憎の日本史』
「美福門院」「保元の乱」「女性皇族の土地所有」「八条院」
(ネットより画像引用)