「幹細胞」「心臓と脳細胞」「ガンの発生と寿命」 | けいきちゃんのブログ

🌸老化はどうやって起こるのか(3)

 

いくつになっても脳と心臓は変わらない
 ☆ヒトの老化の原因は、幹細胞の老化の影響が大きい

 *幹細胞が低下すると、臓器や組織の機能が低下する

 ☆細胞が入れ替わらない脳と心臓の臓器の細胞

 *脳と心臓、生後まもなく増殖を停止する

 *数が減っても、増えることは無い

 ☆心臓の細胞(心筋)は大きく太くなるが 

 *新しいものと入れ替わらない

 ☆心筋症や心筋梗塞で心臓の細胞が減ると、心臓が機能しなくなり

 *心不全と呼ばれる状態になる

 

細胞の老化の纏め
 ☆幹細胞による新しい細胞の供給能力低下、脳と心臓の機能低下

 *個体を老化させ、それらの耐久年数がヒトの寿命を決めている

 ☆根本原因は、細胞の老化で

 *遺伝子DNAが徐々に傷ついて壊れていくためである

居座り老化細胞の悪行
 ☆老化を引き起こす根本原因は、DNAの傷

 *DNAが壊れ、細胞の働きにブレーキをかける

 *これは生命誕生から脈々と続いている現象である

 *遺伝物質(RNA/DNA)を壊しては作る

 *「進化のプログラム」がそのまま続いていることを意味している
 ☆幹細胞の老化で新しい細胞の供給が減ると

 *老化細胞の排除がうまくいかなくなる

 ☆老化細胞はそのまま居座ると

 *炎症性サイトカインという、炎症を引き起こす物質を出し続ける

 *炎症性サイトカインは、周り細胞の炎症を増大させ
 *臓器の機能低下やがん化を引き起こす場合がある

 *がんを抑える遺伝子p53が活躍し、老化細胞の自死を促す

 ☆p53をたくさん持つゾウは老化しない

 *ゾウには、居座り老化細胞はほとんど存在しない
 ☆最近さまざまな方法の「老化細胞除去」技術が開発されている
 *マウスでは加齢に伴う臓器の機能低下にある程度成功している

 *将来的にはこの方法で、ヒトでも健康寿命を延ばせるかも

 

⛳ヒトの寿命は本来55歳!?
 ☆チンパンジーやゴリラに比べると、ヒトの寿命は飛び抜けて長い

 *ヒトは老化および寿命に関して、非常に特殊な生き物です
 ☆日本人の平均寿命は最近、毎年平均0.3歳ずつ延びている

 *生物として何かがこの短期間に変化したわけではなく

 *社会の変化、つまり栄養状態や公衆衛生の改善により

 *若年層の死亡率が低下したおかげです
 ☆本来の生物学的なヒトの寿命

 ☆筆者は、ヒトの寿命50~60歳くらいと考える3つの根拠
 ①ゴリラやチンパンジーの寿命大体50歳前後です

 *ヒトとゴリラやチンパンジーは、遺伝情報はほぼ同じ

 *ヒトはちょっと賢いだけで、同じ大型霊長類の仲間

 *ヒトの肉体的な寿命も彼らと似ている
 ➁「哺乳動物の総心拍数は一生でほぼ20億回仮説」からの推定

 *寿命が2~3年のハツカネズミも60年のゾウもほぼ同じで

 *大体生涯の総心拍数15~20億です

 *心臓は再生しない消耗品であり、使った分だけ劣化すると考えると

 *理にかなった説だと思う

 ③がんの発生

 *ヒトは、55歳くらいからがんで亡くなる人数が急激に増加する
 *この年齢以上に生きることが想定されていないことを意味している

 *野生の哺乳動物でがんで死ぬものがほとんどいない
 *ヒトも本来はがんになる前、55歳よりも前に死んでいた

 ☆ヒトは、実際には、それよりも30年程度長く生きている理由?

                      (敬称略)

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⛳出典、『なぜヒトだけが老いるのか』

 

 

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