「幹細胞の老化」が「個体の老化へ」 | けいきちゃんのブログ

🌸老化はどうやって起こるのか(2)


⛳酵母菌、飲んでよし、食べてよし、研究してもよし
 ☆酵母菌飲んでよし

 *酵母菌、ブドウやイチゴなどの果物の表面についていて

 *中から滲み出てくる糖分を餌にしている
 *種皮についていた酵母菌がブドウの糖分を分解して

 *アルコール発酵を行い、ワインができる

 ☆酵母菌食べてよし

 *バン生地に混ぜて発酵させるとパンを膨らませる

 ☆酵母菌研究してよし

 *真核細胞(核を持つ細胞)のモデル生物として研究でも大活躍

 ☆酵母菌の研究から

 *細胞増殖やDNAの複製、染色体の分配、遺伝子の発現調節

 *組換え、修復など、細胞内で起のメカニズムがわかった

 ☆酵母菌はヒトの細胞のように老化現象を示す

 *酵母菌、大体20回分裂して死に2日の命

 (ヒトの細胞、約50回分裂して老化して死ぬ)

 (ヒトの細胞、1回の分裂に大体1~2日で、数ヵ月の命)

 ☆酵母菌の寿命の短さは老化研究に最適

 *重要な寿命に関わる遺伝子が、酵母菌から発見されている

 *ヒトにも存在するサーツーという長寿遺伝子はその代表例

 

⛳ゲノムにも弱点がある
 ☆私たち一人一人の起源

 *母親の卵と父親の精子が受精してできた1つの細胞(受精卵)

 *受精卵は、大人になるまでに何度も分裂して

 *37兆個の細胞の集合体になる
 *37兆個の細胞全て受精卵のときに持っていた

 *体全部を作る遺伝情報を持っている

 *細胞が分裂するときにDNAを完全に複製して

 *新しい2つの細胞に受け渡す

 ☆複製の作業は大変

 *数時間で複製するわけですから、大変な作業
 *DNAには複製しにくいところもある

 *こんがらがりやすいところでは

 *DNAの複製もうまくいきません

 ☆細胞も、この壊れやすい領域を放置はしていない

 *リボソームRNA遺伝子を壊れにくくしている遺伝子が多数ある
 (その一つがサーツー)

 *リボソームRNA遺伝子は、タンパク質を作る遺伝子

 ☆リボソームRNA遺伝子

 *生命史上一番はじめにできた遺伝子の一つ

 *遺伝子の壊れやすさが、寿命を決めていると考えると

 *ゲノムが壊れて死ぬことは、生物にとって

 *その誕生以来続いている普遍的な原理なのだ

 

々の体は、4年で新しい体に変身
 ☆酵母のような単細胞での「細胞の老化」

 *「個体の老化」の「細胞死」が「個体死」です
 ☆私たちヒトのような多細胞生物

 *細胞がいくつか死んでもたいしたことではない

 *赤ちゃんでも、細胞は常に老化して死んでいる

 *分解されたり免疫細胞に食べられたり

 *皮膚の場合は垢として捨てられたりしている

 ☆なくなった代わりの細胞

 *幹細胞という、新しい細胞を作り出す細胞によって補われる

 *幹細胞は寿命が長く、中には一生涯生き続けるものもある

 (新しい細胞を作り続ける)
 ☆ヒトの細胞の中で一番数が多い血液の細胞

 *約4ヵ月で新しい細胞と入れ替わる

 (骨髄にある細胞が常に新しい細胞を作っている)
 ☆寿命が長く、入れ替わらない細胞は骨の細胞で約4年周期

 *大体4年で体の細胞はほぼ新しく入れ替わる

 ☆一般的な細胞の老化は個体の老化とは関係がない

 *個体の老化に直接関わってくるのは幹細胞の老化

 *新しい細胞の供給が減ると、組織の機能の低下につながる

 *細胞レベルの老化は、ゲノムの傷の蓄積による

 ☆生涯生き続けている幹細胞

 *分裂回数を重ねているので傷も溜まっている
 *幹細胞の老化が、個体の老化の原因の一つ

                      (敬称略)

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⛳出典、『なぜヒトだけが老いるのか』

 

 

 

 

「幹細胞の老化」が「個体の老化へ」

(『なぜヒトだけが老いるのか』記事他より画像引用)