「海政学」「人類の戦争」「民主主義国家平和論」 | けいきちゃんのブログ

🌸本当は地政学というより「海政学」2

 ☆海洋国家が覇権をとる

地理的条件が国家の動向を左右する

 ☆近代以降でいえば、重要なのは「陸」よりも「海」だ

 ☆海を制する海洋国家が、覇権を握る
 *海を渡って他国へと進出するためには

 *「海」を制さなくてはならない

 ☆広い土地をめぐる押し合いは、舞台を陸から海へと移した

 ☆イギリスは、産業革命の生産力増強と植民地政策で

 *他のヨーロッパ諸国を圧倒していた
 *「 1人勝ち」状態のイギリスに挑戦しようとする国はなく

 *結果的に大きな戦争の起こらなかった

 *大規模な植民地政策を可能にしたのは抜群の海軍力だった.
 *イギリスは、まさに海を制し覇権国家となっていた
 ☆イギリスに対して不満を抱く国が出てきた

 *その筆頭はドイツで、その帰結が第一次世界大戦である
 ☆アメリカも、海を制することで覇権国家となった
 *アメリカは大西洋と太平洋に挟まれている

 *国境を接しているのは、メキシコとカナダの二国

 *アメリカも、「海洋国家」
 ☆アメリカ大陸は、いわば大海に挟まれた巨大な「島」

 *アメリカは、西欧・日本等と世界中で同盟を結んだ.
 *アメリカも、アメリカ大陸を掌握しつつ

 *大西洋・太平洋の向こう側の国々と強い結びつきを作り

 *アメリカは両方の大海を制した
 ☆ソ連が崩壊するとアメリカの一極時代が始まる

 *世界一と言われる強大な軍事力を背景に

 *海を制することで覇権国家になった

なぜ、人類は戦争するのか

 ☆人が「より広い、よりよい土地」を求めてきたからだ
 ☆今や世界の趨勢は「不戦」に向かっている

 *積極的に戦って土地を奪うより

 *戦争を避けようという力学が働きはじめている

 ☆戦いに懲りた人類がより「賢く」なり

 *戦いを避けて共存共栄することを目指すようになったから
 ☆人類の戦争の歴史をまとめた『暴力の人類史』

 *土地を奪い取るために人が行ってきた数々の

 *残虐行為大量殺毅なども紹介されている

 ☆人類が起こしてきた戦争を死者数の多い順位を
 *総人口という「分母」を同じ条件にした上で

 *戦争ごとの死者数を比べたものも興味深かった
 ☆人口換算後のランキング

 *1位は中国唐の時代の「安史の乱」

 *2位はモンゴル帝国の征服
 *死者の絶対数では1位の第2次世界大戦は9位

 *第1次世界大戦は16位になる
 ☆人類が起こしてきた戦争という愚行のうち

 *死者数の上位21件中14件(3分の2)

 *19世紀以前に起こっている

 *死者数を人口換算してみると

 *上位8位までが19世紀以前の戦争
 ☆今まで戦争を起こし残虐の限りを尽くしてきた人類

 *20世紀以降は平和的になってきた

「民主主義国家同士は戦争しない」国際政治理論
 ☆人類は20世紀になってぐんと平和的になった「民主的平和論」
 *「民主主義国家同士は戦争をしない」との国際政治理論

 *民主主義国家同士は「絶対に戦争をしない」わけではない
 ☆民主国家は独裁国家に比べ

 *「戦争を起こす確率が絶対的に低い」

 *民主主義の政治システムは、戦争とは相容れない
 ☆民主主義国家では「個人の価値」が「国家の価値」に勝る
 *国のリーダーが、みずからの欲や名誉のために

 *自国民を動員し、他国に進出するという独断専行が

 *下されにくい政治システムなのだ
 *個を危険にさらさない、なるべく戦争を避ける
 *それが、政治家の仕事になった

 ☆民衆によって選ばれた政治家たち

 *話合いによって国の方針を決める
 *利己的な欲を叶えんとする絶対君主もいない

 *偏ったナショナリズムを掲げる独裁者もいない

 *仮に居ても、幾重にもブレーキが効くようになっている

 ☆民主主義国家においては軍部ですら

 *「戦争を避ける」という国の基本姿勢の影響で

 *かってよりずっと非好戦的になっている
 ☆民主主義国家は、個の価値が高まったことで

 *「戦争の抑制効果」が政治家、民衆、軍部の3重にも働いている
 ☆20世紀、人類はそれ以前に比べると少し平和的になった

 *民主主義という政治システムが成熟し
 *領土を奪い取るのではなく

 *お互いに持っているものを対等に交換するようになった

 ☆現代の平和を「資本主義的平和」と呼ぶ学者もいる

 ☆民主主義とはひと言でいえば

 *基本的に「話し合い」で、問題を解決する政治システムだ

 ☆それが通用しないのが独裁主義国家である

                      (敬称略)
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⛳出典、『新地政学』

 

「海政学」「人類の戦争」「民主主義国家平和論」

(『新地政学』記事より画像引用)