開祖と聖人(十大弟子・羅漢他)2 | けいきちゃんのブログ

🌸開祖と聖人(十大弟子・羅漢他)2

十大弟子・羅漢
 ☆釈迦の直弟子は多数いる
 *有名な合利弗=舎利子、目蓮、阿難と大迦葉等
 *各々本尊・釈迦の両脇侍として三尊形式で造形される

 *彼らは、頭を剃って粗末な布をまとう修行者だ
 ☆主要な声聞(弟子)を「十大弟子」としてまとめるやり方
 *中国で南北朝時代に始まる
 *他に十六羅漢や五百羅漢で釈迦とセットで造形された

 ☆阿羅漢は、開祖の教えを遵守せんとするキャラクターだ
 ☆大乗仏教ではそういう優等生的な理想を1ランク下のものと考えた

 *迷える世界の只中で暮らすという動的な理想を掲げた
 *清濁併せ呑んだような姿、仏像や菩薩像では描けないとした
 *その様なこと、1級下の羅漢さんたちに演じてもらう


学祖や宗祖
 ☆仏弟子の姿から発展したものが羅漢像

 *仏弟子たちの歴史的後継者や学問上の創始者や宗派の宗祖たち
 *基本的にはリアルな姿で造形されている

 *奈良の興福寺にある有名な運慶作の無著像(むじゃく)
 *無著と世親は、インド大乗仏教の哲学者である
 ☆中国や日本に広まった大乗仏教
 *権威の出所が釈迦以外に
 *阿弥陀や大日如来など多数のブッダに分散している

 *開祖の権威が相対化された
 *宗祖たちが開祖並みの尊長を受けている
 ☆禅宗の宗祖(初祖)菩提達摩(達磨)
 *実在のインド人だが、半ば神話的な人物だ
 ☆時宗の開祖 一遍を描いた絵巻物のシーン
 *狭い部屋の中での踊念仏三昧
 ☆浄土信仰は修行よりも浄土への生まれ変わりに焦点を当てた
 *権威の出所は釈迦ではなく阿弥陀である

 ☆浄土信仰は、神話的な阿弥陀ブッダの姿を心に描く
 *阿弥陀への帰依を表す「南無阿弥陀仏」という念仏を唱える
 *行に徹する修行型宗教である

 *救いは、来世に極楽浄土に生まれ変わることである
 ☆法悦を得た者にとり来世の問題は2の次となる
 *今ここで救われてしまっているから
 *一遍はそうした法悦の達人であった

                        (敬称略)

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⛳出典、『宗教図像学入門』

 

 

 

 

 

開祖と聖人(十大弟子・羅漢他)2

(『宗教図像学入門』より画像引用)