専制主義(共産主義)と民主主義を考える | けいきちゃんのブログ

🌸ソビエトクーデター未遂事件30年 

 

 ☆その意義とロシアの民主主義

 

ソビエトの改革を進めたゴルバチョフの失脚

 ☆ソビエト共産党、軍等の保守派

 *民主化の流れを止めようとした事実上のクーデター
 *民主化を支持する市民が立ち向かう

 ☆クーデターの失敗はソビエト連邦崩壊への歯車を大きく進めた

 *この時の民主主義の勝利がロシアの出発点

 ☆プーチン体制の今

 *クーデター派に通じる保守的な感情が強まる

 *「民主主義の勝利」は忘れられようとしている

 

クーデター未遂事件起きた要因

 ☆ソビエト連邦は、ロシアなど15の共和国を束ねた連邦

 *共産党の一党独裁に基づく中央集権体制
 ☆91年当時、ソビエト連邦は大きく揺らいでいた
 *連邦の大統領はゴルバチョフ、改革は行き詰まりを見せていた

 *独立の動きを進めるバルト三国

 ☆最大の共和国ロシアも国家主権を宣言

 *ロシアの大統領にエリツィン氏が就任

 *ウクライナなどほかの共和国と連携を強めていた

 ☆連邦の大統領がいてロシアの大統領がいる

 *双方の綱引きが連邦の基盤を揺るがしていた

 ☆ゴルバチョフは連邦を維持する目的で

 *新たな連邦条約・主権国家連邦条約で合意

 ☆連邦の保守派(軍と治安機関のトップ)

 *国家非常事態委員会を組織しクーデターを起こした

 ☆クリミアの別荘に休養中だったゴルバチョフ大統領を軟禁

 *モスクワには戦車部隊を導入した

 

ロシアが屈服するかどうかがクーデター焦点

 ☆ロシアのエリツィン大統領には10人に満たない警護しかない

 *国営テレビやラジオはクーデター側が抑えていた
 ☆クーデターは失敗した理由

 *エリツィン大統領の政治家としての胆力、政治的な勘の鋭さ

 *民主化による市民の意識の変化だった

 ☆市民は、様々な伝達手段を使い情報封鎖に穴をあけた

 *国営テレビでも抵抗する人々の映像を流した

 *民間ラジオ、ファクシミリを使った民間通信社も現れた

 ☆ゴルバチョフ大統領がモスクワに戻る

 ☆クーデターの参加者は逮捕され、失敗に終わった

 

クーデター未遂事件その後への影響

 ☆社会主義運動の中心だったソビエト共産党が消滅した

 *ゴルバチョフ大統領が共産党書記長を辞任

 *クーデターに関与したソビエト共産党中央委員会が解散

 *「歴史の終わり
 ☆当時共産党は、巨大な組織をまだ維持し資金も豊富でした

 *ソビエト共産党保守派が自爆していなかったら

 *権力の揺り戻しの危険性はあった

 

各共和国の自立は一気に進む

 ☆ウクライナの最高会議が独立宣言を採択

 *自立に消極的だった中央アジア諸国も主権宣言を行う
 ☆共産党の消滅と連邦の形骸化

 *ゴルバチョフ大統領の権力基盤は無くなり、ソビエト連邦は崩壊

 ☆クーデター未遂事件は、ロシアの歴史の転換点となった

 ☆プーチン体制の今

 *ロシア国民は冷たい、突き放した見方をしている

⛳プーチン氏はソビエト連邦の崩壊は、20世紀の悲劇と

 ☆プーチン氏には、祖国ソビエト連邦を喪失したという気持ち

 *連邦を守ろうとした保守派の心情と相通じるものがある

 ☆自由よりも安定と秩序を求める国民の意識が強まる中

 *安定と秩序を優先するプーチン体制が築かれている

 ☆安定と秩序、クーデター派が掲げたスローガン
 ☆プーチン大統領はこの事件を公言することはない
 ☆クーデターが失敗した直後、ロシアと欧米は価値観を共有した

 ☆今ロシアは、去年の憲法改正等で

 *欧米との関係に、イデオロギー的な対立の色彩が強まっている

 ☆ロシアは、リベラリズムの欧米と対立軸を立てている
 *「民主主義の勝利」が忘れられる中

 *ロシアと欧米との対立が深まっている 

                                               (敬称略)
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⛳出典、NHK『時事公論』

 

 

 



専制主義(共産主義)と民主主義を考える

(NHK『時事公論』テレビ画面より画像引用)