復興庁の審議官が、ツイッターで不適切な発言をしたとして、問題になっているようだ。
ネット上にまとめられたものが、現在も閲覧できる。
それをつらつら閲覧していて、一つ、心から共感できるコメントがあった。
「ちょっとでも曖昧なままにしておいた論点は、後日必ず爆発する」というものだ。
本当に、これはその通りだ。
曖昧というのは、善悪をはっきりさせないということだ。
言い換えると、悪いことをやった方が、何ら不利益を受けないで、
善をやった側と、同じ扱いを受けるということだ。
悪いことをやっただけ、やり得というわけだ。
悪いことをやっても罰を受けないで、かえって満足を得られるとどうなるか。
これはもうやめられなくなって、エスカレートする。
どんどん悪をやるようになる。
そして、善をやった側は、必死にそれをおさえようとするが、
問題にしても「曖昧」な決着しか得られないことを学習してるから、
表ざたにせず、水面下でバトルを続けることになる。
その結果、最初より何倍も何倍も大きくなってから、
問題が表面化して、行きつくところまで行きつく。
つまり、爆発する。
孫子や史記に、「優れた軍師は、小さい小さい、
他の人が見ても気づかないくらいの、
ほんのかすかな予兆の段階で物事を処理する」とある。
ところで、ネットに意見や愚痴を書くのは、
相当リスクがありますね。
特に意見が鋭く対立する問題について発言するのは、
反対の意見の人を敵に回す危険が大きい。
ツイッターは馬鹿発見機と言われるが、
私は、ブログは自動嫌われ機だと思っている。
このブログにあれこれ書いて、
これまでにどれだけ多くの人に嫌われたか、
寒心に堪えない。