「すべての財産を息子長男に託す！」と親が思うことは
家督制度、仏壇制度、氏子制度、檀家制度は
封建社会だと思われがちだが
これは理に叶った制度だと言いたい。
いまは平等のはき違えになったが
荀子曰く
「不平等の中に平等がある」
と言われた。
大は小があるから大に見える。
陰は陽があるから陽が良く見える。
善は悪があるから善に見える。
美しいと言えるのは醜いがあるから。
親孝行者に見えるのは親不孝者のお陰。
すべてがお陰様と言えること。
神の世界はありがとうの世界だと言ったが
神の分身である人間は
神の世界から舞い降りた途端にありがとうを捨てて
「好きと嫌い」
「出来の良いと出来が悪い」
「気に入ると気に入らない」
「善と悪」
を区別で無く差別で物事を判断してしまうように成り下がってしまった。
話を戻すが親として
「すべての財産を息子長男に託す！」
と思い描き続けることで
他の子供たちまでも幸せになれる唯一の描き方や思い方なのに…。
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