【同門 とるっ、迎春】品川戸越界隈、洛中思案 | 徳川わ廣 のブログ

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御上 徳川わ廣
Nihon koku Tycoon
(The August sovereingn or Grand Souverain" )

(野暮用、品川宿ぶらぶら  洛中思案14 /正月因り)


(品川寺 門)

こちらの歳に成ると  
親族の立ちふるまいが出来ない者を抱へる者も多ひ

学生の頃よりの友だから たちは了見している
百貫でぶで、歳こいても母ちゃん、マンマミィヤの奴だ
この百貫  寝たきりを二人も抱へれば苦労する
寝たきりどもは程無く ともどもいけなくなった
とうに面倒をみる為に管理職の勤めも辞め日々の暮らしに困ったと言うので
ちっと痛い錢金をば貸した


貸した時に此よりの行く末の事や
百貫の 元フィアンセのマドンナの話しも出た
フィアンセとなったマドンナの御機嫌が悪い時、とりなす為に様のところへ遊びに行くかと誘う
マドンナ笑顔になったそうだ

やって来て

マドンナの楽しそうにしてる
私の指をいぢる
そのマドンナの顔みてる百貫


まったく馬鹿野郎だ


貸した時に百貫は  様をば マドンナは好いておりましたなぁ等と言ふたわけだ

とんと便りも無く正月の遊山散策をかねて百貫の目付けに行くとする


日本橋より新橋三田へあとはただ真っ直ぐ進めば半刻には品川宿街道に着く
何、急ぐ事ではなし
見聞する、
街道すぐに「品川寺」が有り 此処はお地蔵さんの寺らしひ、
正月の人手を割って眼目する、
本堂には参拝者たちが列を作ってぢゅんぐりに拝んでる、
門の屋根は普請したらしく新しい、
墨引きの都心部社寺とは違い木造りは見てうれしい


門の乳首釘より一枚

とった



(海雲寺)

つぃと道なりに進み千躰荒神の海雲寺、黒々とした年得た門が良いね

荒神堂もすすけた大黒天のように見事です



(荏原神社)

街道末の荏原神社は川沿いの社で朱橋が架けてあり
 川の曲線にあわせた くねり道が趣だ一枚とる

品川街道を見聞したので  百貫住の戸越に向かふ
百貫の家へ着き 申し 頼む と声をかけるが白々と気配が無い
 
沈としている

同棟の女大家に問へば 店賃も随分と貰ってござりませぬ、
いつさいがつさい 置いてけぼりにし
行方知れずで御座りますだとさ、
大家との談判であい判った事は
死んだ母者等を嘘話で 生き返らせて困ったふりして身内世間をだまくらかして
出ぽんして失せたと判った


戻りに東京タワーが綺羅としていた

夜の四丁目は  華やかである

兄弟に  

とられた


(芝浜辺)


寒かろふ
彼はロマンに進んだ
(15 /睦月廿六記)




華のパリはシャンゼリゼ
帽子パラソル アラモード
ダミア  ボアイエ シュバリェの
 ラゝ  歌う歌 甘い ラブソング
パリは佳いとこ マロニエの花
散ります 散ります 白い花
ラゝ 恋の駆け引きは
ブロゥニュウ    ロゼワイン

(いと…あやし)