「わんこは家族の一員です。」
愛犬家であればどなたもこの言葉に「ああ、そうだね。」
と反応するでしょう。
でも、人間同士のつきあいと同じようにわんこと付き合う
のが最優先されてしまうと、そこにある落とし穴に
落ちてしまい、わんことの適切な信頼関係を維持
できなくなってしまいます。
ではその落とし穴というのは?
たしかにわんこは家族の一員といったところで
狼を先祖とする犬と人間とでは同じ扱いをする
わけにはまいりません。
その昔群れをなして狩りをする生活が主だった
わんこは常に自分と人間の関係をタテ社会の関係
として認知するのです。
わんこの知能は人間の五歳程度とされます。
タテ社会ということは自分を飼っている飼い主は
自分より上位なのか下位なのか。
そのことがわんこにとっての最大関心事なのです。
飼い主さんがわんこより上位のふるまいをして
リ-ダ-シップを発揮すれば、わんこは素直に服従して
お利口ないい子になります。
その反対ともなれば、飼い主さんであっても遠慮なく
わんこは己のわがままを通す行為をしまくります。
飼い主さんが、「うちのわんこはどうもおもうように
ふるまってくれない。」なんて愚痴をこぼすようであれば
わんこ自身が自分の方が飼い主さんよりも上位に
いるという判断をしますから、飼い主さんは自分の
欲求に従うべきだ。単純ですけど、そのようにふるまう
のです。
わんこを初めて飼って「オテ」「マテ」「オスワリ」「フセ」
を教えるのは”訓練”ですが、しつけとは異なるものです。
しつけとは飼い主とわんことの間に
たしかな信頼関係を築き上げるちょっとした
接し方のことなんです。
それではわんことの信頼関係はどうしたらできるので
しょうか。
人間はわんこより上位の存在であることを
知らせるよい方法はマズルコントロ-ルです。
マズルコントロ-ルを知るにはここ
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