こんにちは。

 

 

 

障がいのある兄を持つ”きょうだい児”とくです。

 

 

 

前回の記事はこちら。

 

 

 

 

悩みを相談するのって、難しいですよね。

相談できずに、一人で苦しんでいること多い・・・。

ふと、そんなことを考えてしまいます。

 

 

 

 

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人に迷惑をかけないように。

一人でできることは、できるだけ一人でやるように。

甘えてはいけない。

手がかからない、いい子でいないといけない。

 

 

小さい時から、なんでも一人でやるように、やれるようになる必要があった。

困った時に助けてくれる人が近くにいなかったから。

 

障がいのある兄弟姉妹が困っている時には、助けてくれる人がたくさんいたのに。

わたしには、手を差し伸べてくれる人はいなかった。

 

 

いや、本当はいたのかもしれない。

それでも、兄弟姉妹に比べたら、助けてくれた回数は少ない。

 

 

 

『こんなに小さいのに、一人でやれて偉いね。』

『いつもこんなに頑張っているんだ、すごいね。』

『お兄ちゃんのために、一生懸命だね。』

 

 

わたしが喜ぶであろう言葉をかけてくれる人はたくさんいた。

でも、心の中では、、、

 

 

 

”本当は一人でやるの大変なの”

”頑張りたくて頑張っているわけじゃない”

”お兄ちゃんのためじゃない、やらないといけないから”

”わたしの何を知って、そんなこと言うの。何も知らないくせに”

 

 

 

人の苦労も知らないで、好き放題言ってくる人に対して、イライラした。

一緒にいた少しの時間だけを切り取って、いいように解釈されるのがイヤだった。

 

 

だって、本当は、陰で嘲笑っているのを知っていたから。

 

 

・優しくしてあげてたらいいよね

・こんなに苦労してて可哀想

・普通の生活できないよね、大変そう

・わたしの子どもは障がいがなくてよかった

 

 

知られていないと思うかもしれないけれど、そう言っているの知ってるよ。

そう言われるたびに、悲しくなる。

 

〜〜〜〜〜

 

 

兄弟姉妹と過ごしていると、いわゆる”普通”の生活をしている人には、理解し難い日常が待っています。

 

 

・常時、見守りや介助、介護が必要

・緊急時には、すぐに病院へ

・ひどい時には、警察のお世話になることも

・親が突然いなくなることだって

 

 

いつもピリピリ、アンテナを張っている、

落ち着いた生活って、なんでしょうね。

 

 

これが当たり前になっているので、誰かを頼りにするなんて、軽々しくできません。

本当は、親にたくさん甘えたり、他の人に助けてもらったりしたいです。

 

 

でも、そんなこと、言えません。

言えない・・・というか、言わないという選択をしています。

 

 

兄弟姉妹が大変なんだから、

 

 

・自分はちゃんとしていないといけない

・人に迷惑かけちゃいけない

・甘えたらいけない

 

 

ずっと、考えているからです。

 

 

だから、大人になった今でも、人に頼ったり、甘えたりすることができません

 

 

 

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困ったことがあったら相談してみる

難しくって大変なことは、できる人にお願いしてみる

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一人でずーっと悩んでいるよりも、早く解決することができると、頭では理解しています。

頭では理解はしているけれど、実際に行動に移そうとすると、

 

 

・なんて言えばいいんだろう

・誰に相談したらいいんだろう

・こんなこと言っても大丈夫なのだろうか

・バカなやつって思われたりしないか

・無視されたらどうしよう

 

 

動けなくなります。

簡単に、単純に考えればいいのに、難しく考えてしまって、

どんどん、時間だけが過ぎていきます。

 

 

早く言ってしまえば、どうにかできるものも、

 

 

・自分はちゃんとしていないといけない

・人に迷惑かけちゃいけない

・甘えたらいけない

 

 

この考え方から抜け出すことができなくって、

何も言えません。

 

 

・異変を誰かに気がついてもらう

・事が大きくなってから対応する

 

 

結局は、始めに考えている以上に、多くの人に迷惑をかけてしまうことになります。

そしてまた、負のループ・・・

 

 

・迷惑をかけないように、ちゃんとしよう

・一人でできるようになろう

 

 

自分で自分を苦しめていきます。

 

 

 

”自分で自分を苦しめるの、やめませんか?”

 

 

なんでも一人で頑張ってきた。

誰にも相談できずに、苦しんできた。

人知れず、涙を流して、疲れて眠ったこともあった。

 

 

 

全ての苦労を一人で抱えて、もがき苦しんできた。

たくさんの時間を費やしてきたはずです。

 

 

本当は、自分のために使いたかった時間。

でも、自分自身を苦しめることになってしまっている。

 

 

〜〜〜〜

その時間、楽しい時間に変換していきませんか。

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みんなに平等に与えられている時間。

せっかくだったら、楽しい時間にしたいですよね!

 

 

周りの人を見てみてください。

楽しそうにしている人、いませんか?

どんなふうに時間を使っているでしょう。

 

 

 

好きなことに、時間を使っている人は、毎日を楽しく過ごしています。

自分の心を満足させられる人は、充実した毎日を送っています。

 

 

 

自分の好きなように、時間を使ってみたらいいんです。

 

 

 

・気が済むまで遊ぶのもよし。

・美味しいものを食べるのもよし。

・時間を忘れて趣味に没頭するのもよし。

・何もしないで、ただただぼーっと過ごすのもよし。

 

 

好きなことをしている時って、

 

”〇〇でなければいけない”

 

という考え方には、ならないんですよね。

 

 

あっという間に時間が過ぎて、楽しい余韻に浸る事ができる。

同じ時間の使い方なのに、不思議ですよね。

 

 

 

これがしたい!と思いついたことを、まずはやってみる。

 

 

わたしは、、、

 

 

芝生の上に、大の字になって寝転がりたい!

 

 

 

小さなことでも、やりたいことをやってみましょう。

心の底から楽しい時間を過ごすことができるようになります。

あなたの時間は、あなただけのものです。

 

 

 

次回に続きます。

【きょうだい児】自分の仕事が終わらない