「ラストメール」 その二十八 徳満耕史著 | どん底歴30年 ポンコツ社長の備忘録

「ラストメール」 その二十八 徳満耕史著

変態野郎のアパートの部屋に行き呼び鈴を押した。
ドアが開いたと同時に、足をドアの内側に入れ、体を部屋の中にすべりこました。


部屋の主は、いきなり男が部屋に入ってきて驚いた様子だったが、後から紗希が入って来たのを見て状況を理解したようだった。

 

「こんにちは、変態君。
今日は、紗希と別れてもらいたくて一緒に来た。
素直に言うことを聞けば、手荒なマネはしない。
けれど、抵抗するなら容赦はしない。
俺は、君とは初対面だけど、
君は俺のことを知っている筈だからね」

 

「貴方の目は本気ですね。
又、悪魔の餌食が一人増えたということですか。
あの男のように鼻を折りたくないので、抵抗はしません。
なんなりとどうぞ」

 

「まずは、レイプの時のビデオ。
そしてそのコピーしたものがあれば全部出してもらおうか」

 

このビデオでの証拠は、レイプ犯がもし接触してきた時の盾になる。
レイプ犯が脅迫してきても、警察にこの証拠を差し出すと言えば手出し出来ない。
変態君がレイプに関する記録ビデオ・DVDを差し出した。
それを、担いできたリュックに詰め込んだ。

 

紗希に、用意してきたダンボールに、部屋にあるレイプビデオ以外のあらゆるビデオカセット・DVD・USB・CD・フロッピー・デジカメ・外付けHDなどの全ての記録メディアを詰めるように指示した。


おびただしい数のビデオやDVDは段ボール箱10個ほどにもなった。

 

続きは⇒http://deaicoach.net/lastmail-28/