燕市製のカトラリー「SUGATA」 | 凝り性 勝之進のこだわり日記

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★Livin' On A Prayer★Once upon a time Not so long ago・・・ 
 

先日、デパートの食器売り場に行った時に、
スタイリッシュなカトラリーが
目に入ったので、買ってみました。


結婚直後に買った

我が家のステンレスナイフも、

だいぶくたびれてきましたからね。

製造したのは、中野科学という、
新潟県燕市の社員約30人の会社です。

 

三条市ではありません。

因みに「燕三条市」という市もありません。

(ブラタモリより)

燕市の金物と言えば、

1991年のノーベル賞の晩餐会に、

カトラリーを提供した山崎金属工業

(こちらも社員は約50人の少所帯)

が有名ですが、

中野科学は同社から西に3キロほど
いったすぐ近くにある会社です。

中野科学は、

1956年設立、創業68年の会社で、

金属表面加工技術に高い専門性があります。

同社は、その技術力を生かして、
2018年2月に「As it is」という
カトラリーブランドを立ち上げ、

2021年4月には「SUGATA」
シリーズの販売を開始しました。

この商品の特徴は、色をつけるために

塗装やコーティングを行っていない

という点にあります。

素材のステンレス(クロム18%-
ニッケル10%)に加工はしてあるけれど、
塗装やコーティングはしていない

というのです。

 

表面加工が得意なのに、

コーティングしないとは、

一体どういうことなのでしょうか。。。

当社のサイトを見ると、
「酸化発色テクノロジー」という
技術によるものと書いてありました。

具体的には、塗料や染料などの

「着色料」によって色を出すのではなく、
金属が酸化する時に作る、極めて薄い
酸化膜を利用して色を出すのです。

酸化膜の厚さを1万分の1ミリ単位で
調整すると、光の干渉によって
「しゃぼん玉のように」いろんな色が
出せるのだそうです。


勝之進が買ったフォークとナイフは

鏡面仕上げの銀色でしたが、そういえば

隣に色付きのナイフが並んでましたね。

なかなか手の込んだ商品です。

それでは、職人魂溢れるこのナイフで、
ステーキや魚をサクサク切って

料理をおいしくいただくことに

いたしましょう。

気分が上がりますね。

    磁石にくっつくのも面白い。。。勝之進