27日は穏やかな陽光の下、久し振りに
「神楽坂」周辺を歩いてみました。
この界隈を含む旧牛込区には、江戸時代
大名や旗本が住む武家屋敷が多くあり
ましたが、「矢来町」「箪笥町」「納戸町」
「市谷鷹匠町」「二十騎町」などの珍しい名が
今でも残っています。
昔ながらの町名を聞くと、現代の「~丁目」
などとは違い当時の「たたずまい」や「街並み」
或いは「人情」などを彷彿とさせてくれるようで、
なんとなく心温まるものが感じられます。
「神楽坂通り」を歩いて「鮎の天ぷら最中」
という商品名が目に入り、早速それを売る
店員の説明では、この「鮎の天ぷら最中」は、
「鮎の形をした最中の皮を菜種油と米油で
揚げたもので、中には小豆餡と白餡の二種類
がある」
と言うことで、二種類とも買ってきました。
食べた家の者の話では、とても美味しかった
ようです。
最中については、私が住む家の近くに以前
「なかいの最中」という最中屋がありましたが、
後継者不在の為約10年前くらいに店をたたんで
しまいました。
この最中は、皮といい餡といい味は絶品で、
知人にはよく差し上げたものでした。
今では味わえず寂しい思いをしていますが、
後継者の問題は今後の日本にとっては
重大な問題だと思います。
2.みみずく
1.吉祥果