徳富 均のブログ

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自分が書いた小説(三部作)や様々に感じた事などを書いてゆきたいと思います。

岡山県久米南町にある誕生寺は、開創は建久4年(1193)、法然上人の命を受けた弟子の法力房蓮生(れんせい)が上人誕生の旧邸を寺院に改めたことに始まる。蓮生は『平家物語』において、平敦盛との一騎打ちで知られる熊谷次郎直実が後に出家した姿である。正面の御影堂(本堂)は、法然上人43歳の御自作像を祀り、須弥壇の位置が上人誕生の室にあたる。現在の建物は元禄8年(1695)の再建で国の重要文化財。称徳6年(1716)再建の山門も重要文化財。山門の前に立つと、正面の御影堂を覆い隠すように枝を広げる大銀杏がある。この大銀杏は、誕生寺七不思議に数えられる「逆木(さかき)の公孫樹(いちょう)」で、勢至丸(法然上人の幼名)が15歳にして修行のため比叡山へと旅立つ時、初学の地である余義町の菩提寺から杖にしてきたイチョウをこの地に挿したところ、逆さに伸びて根が枝となって大きく成長したという。

 誕生寺は、日本三大連供養に数えられる「お会式(えしき)」でも知られる。正式の法要名は「法然上人御両親追恩二十五菩薩連供養会式大法要」といい、起源は室町期にさかのぼる。現在は、毎年4月の第三日曜日に開催される。