【読了】十字軍物語 † 第3巻 | 好きなモノは好き!@ヘタレワーママ言いたい放題blog

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吉沢亮さんをこよなく愛しているヘタレワーママです。
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かなり年下な夫と、
ムスメ2人の4人家族で今日も猪突猛進(笑)。

獅子心王 vs サラディン



俄然オモシロくなってきた気づき

不謹慎ですけどネ(^.^;。



第3巻で語られるのは、

第三次〜第五次十字軍のハイライトシーン。



ちなみにこれまでの十字軍の経緯を

『キリスト教側』の視点でカンタンに書くと、



第一次:つまり運が良かった。

第二次:逃げ帰った。

第三次:激闘〜からの少年漫画的展開★

第四次:イェルサレム行ってない。

第五次:骨折り損のくたびれ儲け。

(↑は1095〜1218年くらいまで。日本は平安〜鎌倉時代)



・・・という感じ。


失礼すぎる書き方ですが、

そもそも中世ヨーロッパの宗教問題が

心底わかるワケない日本人ですからねタラー


基本的に『何シテンネン乁⁠(⁠ ⁠•⁠_⁠•⁠ ⁠)⁠ㄏ』という

視点にしか立てない私です。



巻中、一番チカラ入ってんな、と思ったのが

キラキラ次十字軍キラキラ


言ってみれば『vs異教徒』の闘いとしては

最大の花形シーン満載だもんね。



登場するのは英国騎士道の化身みたいな

獅子心王リチャード。


今もってイスラム世界最大の英雄と謳われる

サラディン。


・・・ちなみにサラディン

クルド人だったんですねハッ知らなかったわ。



十字軍に全く詳しくないときでも

獅子心王リチャードの名前くらいは

知ってましたので、


やっとここで大活躍を見られた気持ち。


とにかく破天荒な人ですが、

ヒトの上に立てる『何か流れ星』を

溢れんばかりに持っていて、


みんなリチャード大好きラブラブなのよ。


本人は無論、戦の天才だし

王者としての統治能力にも優れている。


ただ、若干ウッカリさんで、

外で寝てたら敵に囲まれ大ピンチに・・・と

思いきや、


死を覚悟した部下が咄嗟に『身代わり』に

なり、リチャードを助ける。


命救われた獅子心王は破竹の勢いで

イスラムを攻めるダッシュ


しかし、イスラムにもサラディンがいた。


一進一退の攻防。

そして講和。

英雄は英雄を知る。まさに『少年漫画』。



この第三次十字軍の講和の後は、

25年くらい平和が続いたみたいです。

ナンダカネ・・・


仲良くできるなら戦争しなきゃいいのにと

千年後の私なんかは思うんですけどね。



ナイフナイフナイフナイフ


第四次十字軍は

海洋国家ベネツィアの思惑に振り回され、


イェルサレム奪還どころか

ナゼか同じキリスト教国を攻めるという

ワケのワカラン次第になり。



そして第四次〜の狭間にあった

『少年十字軍』にも少し触れられていて、

まあ、可哀想だなあと思いましたね。


『少年』ったって、最近の研究では

オトナも随分付いて行ったらしいけど、


結局は騙されて売られて奴隷になるか、

野垂れ死にガーン


つまり、第四次くらいになると、

もうアジテーター(扇動者)が喚いたくらいでは

遠きイェルサレムまで

戦争に行くような気分じゃなくなってる。



しかし、逆にキリスト教世界の総主たる

ローマ法王とその周辺は

イェルサレム奪還に固執炎する。



これね、

『キリスト教信者の血を以て聖都奪還』とか

言っちゃうのよタラー死んでこいってことか。


酷い話だと思いますが、

それが『中世的価値観』。



そんな中、ついに、この価値観を足蹴に出来る

中世史上最大の傑物キラキラが登場ーーという

ところで、次巻へ。



そう、その『傑物』が

フリードリヒ2世。

イタリア読みでフェデリコといわれる

男なのです。



この男を佐々木蔵之介さんが演じるお芝居、

『破門フェデリコ』

早く見に行きたい!!あと●日のガマンだ!


・・・というわけで、

本日もガンバリマス。


長文失礼いたしましたm(_ _)m



ナイフナイフナイフナイフ


下三角前巻まで


戦ってばっかり。