【読了】3冊まとめて読了キロク | 好きなモノは好き!@ヘタレワーママ言いたい放題blog

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吉沢亮さんをこよなく愛しているヘタレワーママです。
好きな特撮やドラマ、本、歴史、日常生活etc,書いています♪
かなり年下な夫と、
ムスメ2人の4人家族で今日も猪突猛進(笑)。

これまでに読んだ本を

3冊まとめて簡単キロクしますm(_ _)m



コーヒーコーヒーコーヒーコーヒー


積木の恋


『美しい彼』の凪良ゆうさん原作。
初期作品だそうです。コミカライズ版。

過酷な生い立ちの『恋愛詐欺師』と、
裕福でイケメンで性格も菩薩みたいな医師との
ラブストーリー。


たくさん読んでいるわけではないけど、
凪良さんの作品に出てくる人物には

『家庭の愛情に恵まれなかった』系の、
孤独な生い立ちを送ってきた男が
よく出てくるような気がします。

そして凪良さんの作品の中の
孤独で過酷な人生を送ってきた人物には

ある意味、現実の言葉を超えるほどの
リアリティを感じる。凄みがある。


ただ、裕福でイケメンで
性格が菩薩な医師の存在は
王道少女漫画のヒーローのようでした。

実は彼もまた、
背負っているものがあるんだけど、

相手の何もかも受け入れる王子様として
描かれています。

過酷な人生の果てにこの出会いがあった、
なんて、
少年少女が一番夢見たいことですよね。

現実と夢の塩梅が良い、
全体的には温かな物語でした。

ちょっと絵が雑に感じたので
食事が全く美味しそうに見えない汗
小説で読んだほうが良かったかも。


綴る女


林真理子さんによる

宮尾登美子さんの『評伝』。


私も宮尾登美子さんは好きなので

どんな生い立ちを送られてきたのかな〜と

ワクワクしながら手に取りましたが。


基本的には

『林真理子から見た宮尾登美子の姿』

に終始していて


あんまり宮尾さんの人生を掘り下げるような

感じでは無かったなーもやもや



故郷である高知県を訪ねたり、

同級生さんへのインタビューをされたり、

軽いルポルタージュという印象。


『伝記』というには物足りなかったけれど、


林真理子さんが宮尾登美子さんのことを

心から尊敬し、

大好きであったことは伝わりました。



余談ながら、『過酷な生い立ち』といえば

宮尾登美子さんもそうだよね・・・(⁠´⁠ ⁠.⁠ ⁠.̫⁠ ⁠.⁠ ⁠`⁠)



私が宮尾作品で一番好きなのは

『宮尾本 平家物語』です。


病院のベッドの上で4ヶ月動けなかったとき、

その美しい文章を読むのが

とてもとても楽しみでした。



少しだけ、無理をして生きる


渋沢栄一さんだけでなく、

戦国武将の毛利元就や 

平和外交を目指しながらも時代に抗えず、
戦犯として処刑された広田弘毅さんなど、

過酷な時代、逆境に次ぐ逆境を何とかして
乗り越えていこうと奮闘された方々のお話。


城山三郎さんのお話は
穏やかながら力強くて、
読むとちょっと勇気が湧くような気がする。

例えはオカシイかもしれませんが
子どもにとってのアンパンマンみたいな。


作中に出てきた毛利元就。
彼のエピソードは
だいぶ知ってるつもりだったけどーーー

元就がある日、領民たちに
お城(いわゆる『砦』ね)が出来たから
遊びにおいでと声を掛け、

遊びに行くなら手ぶらでは行かれん、
お土産持っていかんと、と悩む領民に

土産なんか要らんけど、それなら皆で
そのへんの道端に落ちてる『石ころ』でも
持っておいでと言う。

かくして領民が一つずつ持ってきた『石』は
籠城するときの立派な武器になりましたとさ、


ーーーという話にはビックリしたね。

アタマが良い人というのは
誰も彼も損をせず、丸く治めながらも
得する知恵を持っている。

違うもんだなと思いました。


コーヒーコーヒーコーヒーコーヒー

長々と書き、お目汚し失礼しましたm(_ _)m

ひとまず書きたいと思いつつも
棚上げになっていた本の記録が残せて
良かったです。

ありがとうございました。