だいぶ前の話になりますが、
飯田橋まで見に行ってきました
北区は森と自然のまち。
飛鳥山と王子製紙のお膝元ですね。
江東区は川と流通のまち。
中川は江戸の昔から
ヒトやモノや『情報』を運ぶ重要ポイント
でした。
そして板橋区。
今回、私が一番見たかった場所です。
渋沢さん関連で言えば、
まず挙げられるのが『養育院』。
現在も『東京都健康長寿医療センター』
として続いている、医療と福祉の殿堂。
当時の『社会』から零れ落ちた
孤児や寡婦、障害者や老人などの弱者に
手を差しのべ、自立への道を繋いだ場所。
『働かざる者ナントヤラ』と吐かれて
政府の支援が打ち切られた後も
渋沢さんは私財を投じて
多忙極まる中、亡くなるまで
『院長』として矢面に立ち続けた・・・
単純に、凄いことだと思う。
生半可な同情心や篤志の気持ちだけでは
勤まらないと思う。
そして、
忘れてはならないことがもう１つ
板橋区と言えば、高島秋帆。
1841年、現在の板橋区 高島平付近。
庶民から大名、数多の人々の眼前で
日本で初めての西洋式軍事演習を行った
のが、稀代の砲術家・高島秋帆でした。
司令官の指揮の下、整然と行軍する兵士。
轟く銃声
今までとは比べ物にならないくらい飛ぶ
砲弾
の威力。
心ある徳川幕府の役人、大名たちは
西洋と我が国との圧倒的な『差』に
打ちのめされ
、
『このままじゃダメだ！』と
旧弊・悪習を打破し、
改革の狼煙
を上げようと
立ち上がるがーーー
周知のとおり、それは
旧体制を維持したい既得権益保持者の
悪意
に飲み込まれ、潰えてしまう。
後世に『蛮社の獄』と呼ばれる
その政変に巻き込まれた高島秋帆は、
武蔵国・岡部藩へ流刑の憂き目に(´д｀|||)。
ーーーその岡部からほど近い、
血洗島で走り回っていたのが
我らがシブサワさん
大河ドラマの１話で描かれた、
高島さんと渋沢さんとの一瞬の邂逅には
胸アツくしたなあ・・・(*´ω｀*)
誰かが 守らねば・・・この国は・・・
俺が守ってやんべ！
この国を！！
以前も書きましたが、実際に
高島秋帆と、まだ少年だった渋沢栄一が
出会っていたという証拠はありません。
ただ、明治になってから、
たくさんの人の眼を開かせた
あの軍事演習の丘に、高島さんの碑が
建てられることとなったとき。
渋沢さんも『寄付』をしているという
事実が、
２人の変革者たちの結び付きを感じずには
いられませんね。
板橋は近藤勇のお墓を見に行ったくらいで
あまり歩いたことがないので
機会があればまた行ってみたいです。
🔻お土産にいただいたクリアファイル
改めて、楽しい再会をありがとう(^-^)
シブサワさん。
江東区にお邪魔した話
