教習が始まって | う、うまれるっ!(第一/第七ステージ)

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運動神経がとうの昔に切れていた私にとって、自動車の運転は本当に関心の薄いことでした。
だって、こんなやつがもたもた路上を走っていれば、ただのお邪魔虫だと思っていましたし、事故を起こしかねないという不安があったからです。

そして、所内コース初走行の日、不安は的中しました。エンストしまくり、しっかり前方注視もできないために、第1段階の1時間延長が決定してしまったのです。所内コースとは違う臨時駐車場らしき広場に連れて行かれ、特別補講となってしまったのです。教官にも「あんたは免許を取っても、運転しない方がいいかもしれないね」とまで言われてしまったのですから。学科の方はいたって問題なかったのですが、何しろ実技の方は駄目だめでした。
第2段階も2~3時間くらいはオーバーしていた気がします。この教習所は専任制ではなかったので、毎回いろんなタイプの教官とお会いしていました。わかりやすい人、わけのわからない人、すぐ寝る人などよくあるスタイルでした。第3段階のところくらいであの初日に担当した教官に再会いたしました。

「ここまで来れたってことは、少しは進歩したかい?」と早速皮肉られました。まあ意地になってもしょうがないので、判子が確実に頂けるように慌てずに操作をしました。「まあ、いいだろ」という感じで、判子を頂けることになったのですが、もう2度とヤツには会いたくないと思った瞬間でした。