田んぼが広がり、遠くには山が見える、そんな田舎道をトコトコ走っていると、急に出くわす未舗装路。この先林道とか、そういう注意書き無しに、しれっと舗装が無くなる場所に出くわしました。せっかくスクランブラーであるCL500に乗っているので、突っ込んでみました。

感想は「走るじゃん」。

田舎の未舗装路程度だったらオンロードバイクでも注意して走れば問題ないと思いますが、やはりフロント19インチ、セミブロックタイヤの恩恵は確実にありますね。

以前に乗っていたバイクだと、地面のデコボコ通過時にガンっとくる突き上げ感と、タイヤが横滑りする感覚が不快だったのですが、CL500は安心感がありました。

ストロークが長くて柔らかいサスが地面のデコボコによく追従し、常にタイヤが接地している感覚がありますし、フロント19インチの恩恵か、ハンドルが取られる感じが無いんです。セミブロックタイヤが砂利道でも噛むのか、横滑り感も少なかったです。

このあたりは400XやVストロームなどのオン・オフ系アドベンチャーでも同じかとは思うのですが、丸目ネイキッドスタイルで、このような走り方ができるのがスクランブラーの美点だと思います。もちろんアドベンチャーも最高にカッコイイです。どこまでも行けそうな機能美を感じるアドベンチャーは、ロマンがありますよね。でも田園風景には丸目ネイキッドが似合う、と思うのです。個人の感覚ですが。

タイヤに付いた土埃も、なんだか誇らしげに感じる、ワイルドさも感じるCL500に一層惚れ込みました。最高。