初ツーリングを楽しみつつ、CL500の立ち位置について考えていました。

実際の排気量は471cc。日本の免許制度では大型二輪に分類されますが、中型二輪の最大排気量から、たった71ccしかプラスされていない。これは海外の何処かの国の免許制度に合わせた規格をそのまま国内に持ってきたからだと思いますが、なぜ400XやCBR400Rのように国内市場向けに調整しないのでしょうか。

もともと大型二輪免許を所持している人が、ステップダウンとして車種を検討する場合には、471ccのままのほうがメリットはあります。

諸元表を比べると、400XとCL500は最大馬力こそ同じですが、発生回転数がCL500のほうが低いですし、最大トルクはCL500のほうが若干上です。つまり、より回転数を抑えつつも、同等のパワーを得ることが、471ccのままなら可能であるということです。これは大型のパワーの恩恵を身にしみて理解している人間には、魅力的であると思います。かといって大排気量バイクは、それはそれで疲れる。中型でも十分かもだけど、大型持ってるのになんかもったいない気もする。そこにスコンとハマるんですね。

かといって、私が大型二輪免許を未所持であった場合、CL500あるいはレブル500に乗るために10万円払って大型二輪免許を取るかと言われたら、多分取りません。ちょっと上を見れば、650〜700ccあたりに魅力的なバイクがよりどりみどりですからね、そのあたりのバイクのためなら、教習所通いも検討するでしょう。

レブル500の販売台数を見ると、400にしたほうが売上には貢献するような気がしますし、前述のようなニッチ需要のためとも思えませんが…

何にせよ、私の様な凡人がいくら考えても、巨大企業のマーケティングを理解できる気もしませんので、CL500という素敵な相棒との日々を楽しもうと思います。