「ドラ1独走」もアルバム「放生会」に収録された、
林檎ちゃんの新曲ですが、
こちらにはゲストに新しい学校のリーダーズが参加しています。
こりゃまた、近年、ドッと名を上げた女性グループですね。
この点、「ドラ1独走」を聴いて思ったのは、
このグループとの共演に、なぜこの歌をってことでした。
いや、私の解釈が間違っているのかもしれませんが、
いわゆるベテランと呼ばれる側からの、
ニューカマーに対する心情みたいな歌に思えたんですよね。
それを、まさにニューカマーの、
新しい学校のリーダーズと共演するっていうのが、
不思議というかなんというか。
う~ん、「あえて」ってことなのかな。※
そうすることで、やや重くもなりそうなテーマを軽く表現できるとか?
もしくは、そんな心情は、ベテラン側だけの話じゃなくて、
結局、新人の頃から変わらぬ想いだったりするって意味?
実際、それぞれのパートを聴いているうちに、
それぞれどちらのスタンスの言葉なのか分からなくなってきたりも・・・。
先述の通り、そもそも私の解釈自体、違うのかもしれませんが、
結果、ここでのコラボを聴くに、
いっそうそんな心情が浮かび上がって感じられ、
個人的にもあれこれ思いの巡る一曲になっちゃっているなぁと。
(それもまた、林檎ちゃんの思うつぼ?)
「ドラ1独走」(2024)
※
アルバム「放生会」収録曲の歌詞って、
林檎ちゃんが「お腹」を見せて感じるものが、
多いような気がしました。
とはいえ、それじゃあまりに無防備なので、
コラボ曲にしてカモフラージュしてるのかなぁなんて、想像したりも。
(じゃなくて、逆に、コラボ曲というのが先にあって、
それならばと歌う内容がそうなっていったということ?)
まあ、つくづく想像のお話ではございます。
ただ、一方で、椎名林檎を聴くに「装飾」というのもまた、
その本質的アティチュードに私は思っていたりもするもんで。