昨年発売されたストーンズの新譜「HACKNEY DIAMONDS」収録の、
「BITE MY HEAD OFF」は、パンクっぽい一曲ですが、
何が面白いって、ここでベースを弾いているのが、
ポール・マッカートニーなんですよね。
え?この曲に参加してるの?みたいな(笑)。
パンクなんて、ポールの辞書になさそうなんですけど。
まあ、ストーンズにしても、
これまでパンクっぽい曲はあれこれ録音しておりましたが、
それも生粋のパンクファンからしたら、
エセパンクに思われていたりしたものかと。
そこに来てポールって、
そりゃまあ、エセパンクって話ではあるんでしょうね。
でも、それを踏まえても面白いというか、
ここにきてストーンズのアルバムで、
そんな曲にポールまで参加しているっていうのが、
むしろ痛快に思えたりもするんですよね。
あえてここに来て、それする?みたいな(笑)。
実際、そんな遊び心が躍動感になったいい録音だったりもするように思うし。
「BITE MY HEAD OFF」(2023)