先日開催した月一のブレスト会の振り返りをしたいと思っています。
今回のブレスト会は、大学生1名とベテラン社会人3名という組み合わせ。
テーマはシンプルに、
「これから社会に出ていくとき、どんなことを知っておくとラクになるか?」
内定をもらったばかりの学生が、これから社会に出ていくときに役立つスキルと、
心構えのようなものが中心の世代間交流のブレスト会となりました。
実は、ここで出てきた意見交換は、
この場だけでなく、20代に向けた有効なアドバイスの内容になっていると
自負しているので、ぜひ、参考にしてもらえたり、
意見をいただけると嬉しいです。^^;
まあ、僕と付き合いが長い人にとっては、「例のアレね!」的なことばかりですが、
今回は、そのあたりを整理してあるので、永久保存版のブレスト会です♪
d( ̄  ̄)
1.最初の数年は「身体で覚える時期」
まずは、
「仕事は身体で覚えろ。数・量をこなせ。テクニックはあとから。」
最初から「効率よく」「うまくやる」ことを気にしすぎると、
一歩目がなかなか出ません。
新人のうちは、多少カッコ悪くても、とにかく現場に飛び込み、
数をこなして失敗してみること。その経験の“データ”が、あとで効いてきます。
迷ったときは、「正解を探す」より「まず一回やってみる」。
この姿勢が、スタートダッシュの鍵になります。^^
2.学生時代は処理力、社会では編集力
学生の頃は、
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言われたことを正確にこなす
-
覚えたことをテストで再現する
といった「データ処理能力」が中心です。
でも社会に出ると大事なのは、
・目の前の情報や経験を、
自分なりに組み替えて意味づけする「データ編集能力」です。
同じ事実を見ても、
どこに注目して、何と何をつなげ、どんな提案や行動に変えるのか。
そこで仕事の差が出てきます。
しかも「処理」だけなら、これからはAIの方が速くて正確です。
だからこそ人間には、「編集する力」「プロデュースする力」が求められます。
3.AIを“相棒”にできる人が強い
データ処理ならAIが代替できます。
編集にはAIとの付き合い方が大事になります。
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AIにどんな課題を出すのか(質問力・テーマ設定力)
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出てきた答えをどう編集し直すのか
-
全体の流れをどうプロデュースするのか
この3つが、これからの仕事の「上手い・下手」を分けます。
AIを「答えをくれる箱」として眺めるだけでは差はつきません。
AIを使いこなしながら、「最後の判断と責任は自分が持つ」。
そう思っている人は、若くても一気に頭角を現していくと思われます。
4.コミュ力=おしゃべり力、ではない
就活でもよく聞く「コミュニケーション力」。
ここには、よくある勘違いがあります。
「コミュ力が高い=おしゃべりが上手、声が大きい人」
……ではありません。♪( ´θ`)ノ
本当にコミュニケーション力が高い人は、
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相手から大事な情報を引き出せる
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相手が安心して話せる空気をつくれる
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相手の本音や本当のニーズを聞き取れる
「聞き上手」な人です。
営業のシーンでも、成績の良い人ほど、
実は自分は2割くらいしか話していません。
残り8割は、お客さんに気持ちよく話してもらいながら、
しっかり聴き、整理し、提案につなげています。
5.「聴く力」は受け身ではなく攻めの技術
聴く力というと、ただ黙ってうなずいているイメージがあるかもしれませんが、
実際は真逆です。
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相手が話しやすくなる質問を投げる
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表情や相づちで「ちゃんと聞いている」と伝える
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要点を整理して返し、会話を前に進める
こうした“攻めの聴き方”ができる人は、どんな現場でも重宝されます。
これは、今日からでも意識して練習できるスキルです。
6.自分だけの「原液」をつくろう
最後は、やや自分の自慢話です^^;
「自分の特技=“原液”をひとつ持とう!」 です。
カルピスの原液のように、一度濃い「得意分野」をつくっておくと、
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職場が変わっても
-
業界が変わっても
薄めたり、他のスキルと混ぜたりしながら、どこでも応用できます。
d( ̄  ̄)
私自身は、「聴く力」が原液だったので、
どの会社・どの組織に行っても、人の話を聞きながら最初は素直に
今までの流れを掴むことをします。
その後は、自分流にアレンジをしていきますが、聴く力があると
仕事のコツもすぐ理解し、チーム全体をまとめますので、
組織委は重宝されました。
もうひとつの原液は
「ゼロイチのアイデア出し」。
新しい企画やプロジェクトの場で声をかけてもらえたのは、
このおかげだと思っています。
原液は派手でなくてかまいません。
「人よりちょっと得意かも」というものを意識的に磨いていくと、
いつの間にか、「それは君に頼みたい」と言われる武器になっていきます。
まとめると.....
◆これから社会に出るみなさんへ。
-
まずは数をこなして身体で覚える
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AI時代だからこそ編集力・プロデュース力を磨く
-
コミュ力は“話す”より“聴く”
-
自分の原液となる特技をつくる
このあたりを意識して、一歩を踏み出してもらえたら完璧ですね。
( ´∀`)
こんな話を、月3回の朝活や、ブレスト会で
世代を超えて意見交換していますが、こんな感じできちんと
整理したことがなかったので、今回は「永久保存版」です♪
( ̄▽ ̄)
もしも、話をしたい、話を聞きたいなどありましたら、連絡ください!
(批判、誹謗中傷は受け付けません^^)
代表 山下勝也
yama.uma.katsu@gmail.com











