脳卒中Survive 〜ゆるゆる生活〜 -5ページ目

母が脳幹梗塞になった

夜明け近くなっても 一向に症状は改善しない。
トイレもどうしても立てなくて 1度挫折。
しばらくして 前を弟、後ろを私が支えて何とかトイレへ。
普通なら足腰の弱った母でも6歩程度の距離が歩けない。
立てないんだから 歩ける訳がないよね。

「どうしよう。どうしよう。 なんで立てなくなっちゃったんだろう。  お母さん、夏負けかな・・・」
トイレからベッドに戻ると
「何か息が苦しい」
「手にも力が入んない・・・」
もう朝の6時になっていた。

母が自力で立つことができれば 何時でも病院に運んだ。
コロナが原因の発熱ではなくても 熱が上がる前に運びたかった。
一晩中 どうにか立てるまで回復して欲しい・・・とにかくそれだけを願っていたが無駄だった。

もし 熱中症だけじゃなかったら?
脳卒中も起こしていたら?
朝まで待ってて良かったのだろうか。

母に「救急車呼ぶから着替えるよ」
そう声をかけて 弟を呼んだ。
連日の介護で疲れているから 気を張っているだろうけれど隣の部屋で休んでもらっていた。

ベッドを置いたこの部屋も玄関も狭いから 運んでもらいやすいように母を玄関前で座っておくように準備した。
まだ 自力で運べないか考えてもいた。
身支度をして 玄関に運びながら「やっぱムリ」。
119に電話する

母まで脳幹梗塞になった

弟から何度も「病院に行こう」と言われるが 
その度に「そんなんじゃない。 行かない」と言う。

私は何回か「脳卒中テスト」を繰り返しながら
熱中症で力が入らないのか 脳卒中も視野に入れつつ迷っていた。

体温は36.8℃     これから上がったらどこの病院に運ばれるのかわからなくなる。
その前に何とか自力で病院に運ぶか、足腰が立たないままだと救急車を呼ばなければならないか。

自宅は団地の2階。
太ってしまった母を 今 腰痛の弟が背負って下りられるわけがない。
せめてもう少し休んでいるうちに立てるようになってくれないか。

かかりつけの病院にともかく連絡した。

「熱が37℃で受け入れの線引きになっている。もし 自力で来てもここで発熱していたらどっちにしろ受け入れることは出来ない」
「病状は家族の判断で。 救急車を呼ぶなら 救急隊の判断でどこに運ぶか決めてもらうことになる」

そーですよねー。
どんな状態でも 最優先はコロナか否か  ですよねー。

脳卒中テストをしながら 救急車を呼ぶリミットを考えていた。

母がね 脳幹梗塞になった

9月7日      弟から「母の具合が悪い。 1人で立てなくなったし 手も力が入らないって。なんか声も弱くなってきた」

真夏の熱い盛りにクーラーが壊れた。

すぐ買おう!
と 言ったけど「まだいい」って言い張る。

もう言うことを聞いてばかりではいけない。
もう「親が言うから」を受け入れる時期はとっくにすぎているのに。
頭ではわかっているつもりでも つもりはつもり。
「そばにいて様子を見てくれ」
そう言われて母のもとへ。

確かに 目は虚ろだし 声もはっきりしていない。
暑さに負けているだけか、軽く熱中症か。

2年前の夏、クーラーの効いた車でのドライブ旅行。
遠出をした訳でもないのに「助手席から受けた日光で熱中症になった」ことがある。
1週間くらい不調の原因が分からないし 本人は病院に行きたがらない。
そろそろ限界・・・と思ったところで回復。
回復してからずっと旅行中の様子を思い出していた。

どう考えても熱中症。
病院に連れていくべきだったのかも。
でも どうして?

「せっかくだから いい景色を見せよう」
助手席はスモークガラスになってる。
フロントだってUVカットガラス。
だけど 母は熱中症になった。

以降 ずっと真冬でも熱中症には気を付けていた。
事実 水分を摂りたがらない母は 2月の定期検診で脱水症状と言われたことがある。

「まだいい」を受け入れなければよかった。
わかっていたのに・・・。
いつだって しっぺ返しは痛いのだ。