型なしタルトのすすめ~タルト型がなくてもOK!簡単ブラムリーアップルのタルト~
イギリスのブラムリーアップルがたくさんあるので、おやつはお気楽に、型なしタルトです。
タルトはとってもおいしいお菓子ですが、作るとなると、微妙にハードルのあるお菓子のひとつです。
そう、生地をタルト型に敷きこむという作業があるのです。
タルト型への敷き込みに自信がない、面倒。また、そもそもタルト型を持っていないという方も多いのではないでしょうか。ちょこっとハードルのあるタルトですが、タルト型を使わなくても、十分においしいタルトを作ることができます。
今回使ったタルト生地は、実は先日、代官山のお菓子教室で教わったタルトの余ったところを持ち帰ったものです。余った生地をかき集めて、丸くのばしてから冷凍庫に保存しておきました。
いろんなものを大切に持ち帰るワタクシです。
タルト型がなくてもOK!型なしタルトの作り方~ブラムリーアップル編~
※タルト生地は、一般的なシュクレ生地のレシピでOKです。
1.タルト生地は丸くのばしておきます。きれいな丸にならなくても、最後は折り込むので、だいたい丸くなっていればOK。神経質になる必要はありません。
2.丸くのばしたタルト生地に、薄く切ったブラムリーアップルを並べていきます。今回はブラムリーアップルだけにしましたが、もっと丁寧に作りたい場合は、アーモンドクリームを生地に薄くのせてから、ブラムリーアップルを並べるのもおすすめです。
〇がいびつですみません。
まわりの生地は折り込むので、折り込むところにはブラムリーアップルを並べないようにしましょう
3.ブラムリーアップルを並べ終わったら、タルト生地を内側にラフに折り込みます。
4.オーブンで焼いていきます。今回は180℃で25分くらい焼きました。タルト生地の厚みや、アーモンドクリームをのせるかのせないか、フルーツ(ブラムリーアップル)の厚みによっても、焼き時間は変わってくるので、ここはオーブンと相談しながらすすめるのがいいですね。
5.焼きあがりました。軽くアプリコットジャムを塗っておきました。
おしゃれに仕上げたいわ~というときは、粉糖をふると雰囲気が一気にかわります。今回は家の気軽なおやつとして作ったので、おしゃれはしないでそのままいただきました。
タルトをちゃんと型に敷きこんで、王道の作り方で作るのも楽しいものですが、もっと気楽に、もっと簡単に作りたいなーというときに、型なしタルトはおすすめです。
型なしタルトを作るときのポイント
ポイントとしては、型なしタルトはタルト生地の空焼きという工程がありません。
フィリングなどといっしょに焼き上げることになるので、アーモンドクリームをぬるのであれば、あまり厚すぎないように、フルーツも薄切りにしたほうが、火の通りがスムースです。
また、フランのような液体状のものは、決壊すること間違いないので、避けたほうが無難です。
アーモンドクリームを塗ったバージョンを作ったときの写真です。
タルト型なしでつくるタルトをおすすめする理由
というわけで、型なしタルトをおすすめする理由をまとめてみました。
不器用さんでも味のある仕上がりになる
型に敷きこむ作業は、少しコツが必要になってきますが、型なしタルトは好きな形に折り込むだけなので、器用とか不器用とか、あまり関係ありません。むしろ素朴な雰囲気のあるすてきなタルトに仕上がります。
りんごの並べ方を変えると、表情もかわります。
型の準備をする手間がない
型を使う場合は、型にバターをぬったり粉をふったりの作業が必要ですが、準備の手間が省けます。
型の後片付けをしなくてもいい
タルトを型から外した後、型を洗うのがけっこう面倒です、生地が型についていたりすると、水につけておくなど、ひと手間かかります。型を洗う必要がないのは、とても気が楽です。
タルト生地の余りや無駄がなくなる
タルト生地をタルト型に敷きこむと、型からはみ出たところが無駄になりますが、型なしタルトは、手持ちの生地を余すことなく使い切ることができます。
タルト型がなくても、タルト型に敷きこむのが面倒でも、意外と気軽にタルトを作ることができます。ようやく涼しくなってきたので、ぜひ焼き菓子作りをたのしんでくださいね。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。