ブリティッシュベイクオフ4~メアリーさんのチュイルをパリンと軽やかに~
ブリティッシュベイクオフ4 ビスケットとトレイベイク対決編のテクニカルチャレンジは、メアリーさんレシピのチュイルです。
チュイルはフランス語で瓦(かわら)のこと。瓦のような形をしたクッキーを「チュイル」と呼んでいます。
ブリティッシュベイクオフはイギリスのアマチュアベイカーが腕を競う番組ですが、作るお菓子は英国菓子とは限りません。フランス菓子はもちろん、ほかの国のお菓子も審査の対象になっています。
さて、ブリティッシュベイクオフ4 テクニカルチャレンジのお題である、メアリーさんレシピのチュイル。ポールさんとメアリーさんがてほどきをしてくださるマスタークラスの回を参考にして、作ってみました。
※マスタークラスは、NHK Eテレではやっていませんが、お菓子作り好きには、マスタークラスがおもしろかったりします。
ブリティッシュベイクオフ4のチュイルを作ろう
チュイルの材料(メアリーさんレシピ)
メアリーさんがマスタークラスで教えてくださった量はこちらです。
・バター 200g(常温にしておく)
・粉糖 180g(ふるっておく)
・バニラエッセンス 少し
※わたしは味を引き締めたかったので、塩をひとつまみ入れました。
・卵白6個分
・中力粉 200g(薄力粉と強力粉半々で代用しました)
・ココアパウダー 小さじ3
この量そのままで作ると、「クッキー屋さんですか?」というくらい、たくさんのチュイルができあがります。
大きさによりますが、1/4くらいの量で8㎝くらいのチュイル15枚くらい作れます。
日本人の感覚としては、大きめのクッキーは15枚もあれば、けっこう長い間おやつが確保できるのではないでしょうか。
メアリーさん式チュイルの作り方
①常温に戻したバターをポマード状(柔らかいクリーム状)にします。
➁バターに粉糖を入れて混ぜます。さらにバニラエッセンスを入れて混ぜます。
③別のボウルで、卵白はホイッパーで混ぜてほぐします。泡立てるのではなく、どろっとしたところを切る感じで混ぜます。混ぜすぎはNGです。
④ ③のボウルに、コシを切った卵白を少しずつ入れて混ぜていきます。いっぺんに入れると分離してしまうので要注意です。
⑤卵白がすべて入って、きちんと混ざったら、中力粉を入れて、木べらかゴムベラで切るように合わせていきます。ガシガシ混ぜすぎると、かたいクッキーになってしまうので、ていねいに混ぜていきましょう。
⑥生地の1/6くらいを別の小さなボウルなどにうつして、ココアパウダーをふるいいれます。生地とココアパウダーがきれいになじむように混ぜておきます。
⑦できあがった生地を少し冷蔵庫に入れておきます。
⑧冷やしておいた生地をスプーン、または絞り袋を使って、天板のうえにのせていきます。ブリティッシュベイクオフ4では、厚紙の型が用意されていて、ベイカーたちはパレットナイフで型に生地を埋め込むようにしていました。
こちらは、家にあった厚紙で型を作って、天板にのせたものです。
こちらは クッキングシートの上にのせた生地を、スプーンの背でくるくるのばしたものです。手軽なのですが、生地の厚みが均一になりにくいのが難点です。(粉をふっているので見苦しくてすみません
どちらの作り方でもOKですが、薄く均一に作りたいのであれば、型紙で作ったほうがきれいにできあがります。
⑨ココアパウダーで模様を描いてオーブンで焼きます。
メアリーさんは、160℃5分ということでした。焼き時間が短いなーと思ったのですが、とりあえずそのとおりにしてみたところ、やっぱり焼き足りません。
生地の厚さにもよるのですが、170℃10分~焼きました。
模様のためのココア生地のところが、少し厚めになるので、真ん中の焼きが甘くなりがちです。ココアの模様は、別になくてもいいと個人的に思います。
オーブンから出したら、すぐに瓦の形になるように整えていきます。
めん棒にのせると、自然なカーブがつきます。熱いうちにやらないと、あっというまにチュイルは固くなります。さっさと進めていきましょう。
別に瓦の形にしなくても、味はまったくいっしょで、世間では、「ラングドシャ」と
呼ばれているものが、できあがります。
わりとあっというまに出来上がるおやつです。卵白があまったときに、一気に消費するという手段もありますね。
ブリティッシュベイクオフ4 チュイルを作ってみて思ったこと
お味はくせがなく、やさしいおやつです。ヨックモックのシガールのおうち版です。先ほども触れましたように、次に作るときはココアの模様はつけないと思います。
理由その① ココアのあたりだけ、火どおりが甘くなってしまう。
理由その➁ 優しい風味を、ココアで邪魔されたくない。
ブリティッシュベイクオフのマスタークラスは観ていて「へーっ!?」と感じることも多く、いろいろと勉強になります。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。