プルーンのミルリトン~フランス・ノルマンディーのしみじみおいしい郷土菓子~ | とこかしこのお菓子作りの日々 ~お菓子教室開業にむけて~

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プルーンのミルリトン~フランス・ノルマンディーのしみじみおいしい郷土菓子~

 

 

フランスはノルマンディー地方、ルーアンの郷土菓子、ミルリトンを焼きました。

 

 

 

フランス・ノルマンディーの郷土菓子ミルリトンとは?

 

 

ミルリトンとは、さくさくの生地にアーモンドや卵、生クリームなどを合わせて作ったアパレイユを流して焼きあげるタルトのお菓子です。

 

 

素朴だけれども、安心感のあるおいしいお菓子。

 

昨年、代官山のお菓子教室で教わったものです。教室ではさらにおいしく、プルーンをワインに漬け込んだものといっしょに焼き上げました。今では、ミルリトンはいろいろなところで作られるようになりましたが、その地方ならではのおいしいフルーツなどが使われることが多いようです。

 

 

 

プルーンのミルリトン作り

 

 

タルト生地は、以前作ったものが余ったときに、タルト型に敷きこんで冷凍しておきました。余り生地なので、一番生地ほどではありませんが、十分おいしいです。

 

 

タルトを作るときは、どうせならということで生地を多めに作って、型に敷きこんで冷凍しておくと、なにかと便利です。

 

タルトを作るとなると、生地の仕込みが意外と面倒だったりしますが、冷凍してあると、あとはアパレイユを作るだけなので、ラクチンですよね。

 

今回使うタルト生地は、オレンジの香りが仕込んであります。

 

 

まずはプルーンの下ごしらえです。

 

赤ワインやレモンなどを合わせて沸騰させたソースに、プルーンをしばらく漬け込んでおきます。このプルーンもフランスから輸入されたおいしいプルーンです。個人で手に入れるのは、ちょっと難しいので、教室で分けていただきました。

 

 

 

 

タルト生地は空焼きしておきます。

 

今回は12㎝の小さなサイズのミルリトンです。大きいサイズのタルトは、持て余したりすることがありますが、12㎝は食べきりサイズになるので、おすすめです。

 

タルトは時間がたつと、サクサク感が失われて、同時においしさも半減していきます。タルトについては、できあがった当日、どうしてもというのであれば翌日までに食べられるサイズがいいと思っています。(←タルトにもよります)

 

 

 

 

タルト生地に、赤ワインに漬けておいたプルーンを並べて

 

 

 

 

これまたおいしいアパレイユを流します。アーモンドパウダーがたっぷり入っていて、ただでさえおいしいのですが、焦がしバターも入っています。オレンジの風味も効かせて、ひと手間かけた、おいしいアパレイユです。

 

 

 

 

おいしくできあがることを期待して、オーブンの前で待つこと20分ちょっと。

焼きあがりました。

 

 

 

 

お化粧用の粉糖をかけるのを、すっかり忘れていました。ま、いいでしょう。

 

 

 

プルーンのミルリトンのお味は?

 

 

焼きあがったミルリトンは、お嫁に行ったので、残念ながらカットした写真はありません。

わたしは味見用に、フィナンシェ型で小さいミルリトンを焼いたので、そちらをいただきました。

 

 

 

力強い味わいのプルーンをしっかり支えるおいしいタルト生地。焦がしバターとオレンジの香りがほんのり漂う、アーモンド風味のアパレイユ。

 

見た目はかなり地味ですが、味わいはぜいたくなタルトです。それでいて何度でも食べたくなる幸せなおいしさです。

 

 

お嫁にいったプルーンのミルリトン。おいしく食べてもらえるとうれしいな~。

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!