【英国菓子】コーンフレークがタルトになるなんて!!
英国菓子には、私が抱いているお菓子作りの常識を、軽々と飛び越えていくものがたくさんあります。
そのなかのひとつが、コーンフレークタルト。
コーンフレークタルトという謎の英国菓子
コーンフレークタルトは、イギリスの給食などでよく出されるデザートのひとつなのだそうです。
つまりちょっとなつかしい味。
子どもの頃を思い出す味といった位置づけでしょうか。
ちなみに私の子ども時代の給食の甘いものといえば、ミルメークでした。
牛乳のなかにミルメークの粉末を入れると、コーヒー風味の飲み物になるという、魔法の粉ですね。
同じ年代の方は、「ああ、あれね~」と、わかっていただけるでしょう。
おっと、話がそれました。
コーンフレークタルトです。
名前のとおりのタルトです。
ガルニチュールは、なんとコーンフレークです。
(※ガルニチュール=タルトなどの中に詰められている中身)
コーンフレークがタルトになるという発想、わたしにはまったくありませんでした。
いやいや、コーンフレークはどっちかというと、お菓子の土台になりそうな素材でしょう。
コーンフレークをタルトに詰めてしまうなんて、イギリスらしい発想だな~と思ってしまうのは、私だけでしょうか。
というわけで、本日のおやつはコーンフレークタルトです。
英国菓子の師匠、ステイシー先生のレシピ本を参考に作ってみました。
英国菓子コーンフレークタルト作りに挑戦
土台はショートクラストペイストリー。
実はお菓子教室のレモンメレンゲパイのレッスンのとき、型を抜いたあとの生地が少し余っていたのです。
もちろん私は小さな生地を大切に持ち帰って、12㎝のタルト型に、かなり強引に伸して、つぎはぎして敷きこんで冷凍していました。
敷き込みがいびつなのは、愛嬌だと思ってお見逃しください。
空焼きしたタルト生地にラズベリージャムを塗ります。
そう、冷凍ラズベリーで作ったジャムです。
お鍋にはバター、グラニュー糖、そしてゴールデンシロップを入れて、ぐつぐつ温めます。
温めたソースをコーンフレークにからめて、タルト型に入れてからオーブンにGO!
コーンフレークがゴールデンシロップの甘いソースで、固定されます。
できあがりはこんな感じ。
いやー、地味ですね。
タルトの型に、コーンフレークが入っているのが、なかなか新鮮。
断面はこんな感じです。
ラズベリージャムの赤がアクセントになって、素朴ながらもちゃんとしたデザートらしい雰囲気に。
コーンフレークタルトを食べた感想
地味な見た目のコーンフレークタルト。
なんちゅーお菓子だ…と、思わないでください。
食べてびっくり。
これがまあなんとおいしいこと。
ソースで固定されたコーンフレークはザクザク食感。
そのソースは、バター+ゴールデンシロップがあわさって、コクとほんの少しの苦みの混ざったミルキーなキャラメル風味で、ちょっとなつかしさを感じます。
ラズベリーの甘酸っぱさが加わると、口の中の味のバランスが最高。
コーンフレークのタルト、ちょっとなめていたのですが、いやいや。
思っていた以上のおいしさで、うれしさ全開。
くせになりそうなお味です。
これはイギリスの子どもたちも、とりこになるだろうな~。
作るのに難しいところは、特にないお菓子です。
強いてあげれば、ソースは130℃まで煮詰めるので、やけどに注意といったところでしょうか。
私の固定観念を軽々と越えてくる英国菓子たち。
次はどんなお菓子に出会えるか、楽しみです。









