従来の視聴率調査とは異なる新視聴率調査が注目を集めている。従来の視聴率調査は、各地域数百件程度の協力家庭のテレビに視聴率調査機器を設置して、ビデオリサーチ社が視聴率を算出している。ビデオリサーチ社によると数百件のサンプル調査での視聴率は、全家庭を調査した場合の誤差はわずかで、その数値の正確さは99%以上という説明をしていた。統計学的に言えるのだろう。 さて、新視聴率調査とはインターネットをテレビにつないだ状態で視聴率を出す。年々インターネットとテレビをつなげる家庭が増えている。ビデオリサーチ社の視聴率は分単位なのに対し、インターネットとテレビをつないだ状態での調査は 秒単位で調査できる上、調査対象の数が非常に大きい。そして、ビデオリサーチ社の視聴率と、インターネットに接続したテレビからの視聴率で、誤差も生じていることも判明したそうだ。やっぱりね、という思いです。そもそもビデオリサーチに協力している家庭では、視聴率調査の対象ということを意識してしまい、調査機械が設置されているテレビでは一般的に不健全とされるような番組は見ないのではと思うのです。