2023/7/1


下風呂温泉♨️を8時に出発🚙💨して恐山へ。

279号線を海沿いに南下して、大畑から右折で県道4号せんで薬研温泉、恐山方面へ。

この道路は11月末〜4月末まで冬期閉鎖になる。

1時間弱で恐山到着。

実は9時にトルコ🇹🇷旅行で辺知り合った八戸在住のシズちゃんと待ち合わせをしていたのです。


恐山は比叡山、高野山とともに日本三大霊山に数えられる霊場です。



恐山菩提寺が宇曽利湖の向こうに見えて来ました。
手前に朱塗りの太鼓橋と奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)の石碑がありました。
車🚙を止めて撮影📸
奪衣婆と懸衣翁は死者が三途の川を渡る時に、着ているものを剥ぎ取る婆とそれを受け取る翁を表しているそうです。
恐ろしい表情でちょっと不気味😱


霊場恐山は1200年前に慈覚大師円仁によって開かれた霊場。


上は恐山菩提寺の総門手前にある六地蔵。

下の2枚は恐山菩提寺入り口門に立つ仁王像。


恐山といえば有名なのが「イタコの口寄せ」

ありました、参道の建物の右手に‥‥口寄せ?かは?ですが祈祷していた方がいました。

頭を撫でると首が前後の動くお地蔵さん。

ここ恐山にはあちこちに風車がお供えされています。

風車は水子や子供達の霊を弔っている為や、生花や線香の代わりだそうです。

売店で売っていました。



仁王像の山門をくぐると先には地蔵殿。
手前左側塔婆が何本も立つ塔婆堂。
その先の木造の小屋🛖が三棟‥‥無料の温泉♨️です。
入られていた方が「良いお湯♨️ですよ❗️」と言ってました。

実はここには「吉祥閣」という宿坊があり、HPで確認し口込みを見ると高級旅館&高級料亭並みの豪華さ。
大浴場もかなりの立派さ。
精進料理も美味しいとの事で宿泊したかったのですが、前日ここまで辿り着くのが難しかったので断念しました。
たまたまここに宿泊なさった方とお話しが聞けて、「良かった〜」と‥


広大な土地にお寺、宿坊、温泉♨️、地獄のような荒涼としたがれきや岩に硫黄臭の漂う道、そして白砂に青い水をたたえる

極楽のような宇曽利湖‥‥

今まで目にしたことがない世界が広がっていました。


火山ガス🌋の噴出する岩肌の一帯は地獄に☠️💀、湖をとりまく白砂の浜は極楽👼🏻になぞらえます。

まるで地獄のような荒涼とした風景が広がります。


あの世の旅立ちの準備に、草履🩴や手ぬぐいを備えてあります。


あちこちに地蔵様や菩薩像、供養塔、御堂‥‥が建てられていました。

供養のために小石を積んで風車を備えてある小山が、いたるところにありました。

風車は火山ガスで供える事が出来ない線香や生花の代わりにお供えされています。



宇曽利湖にやって来ました。

こちらは白砂が広がり青い透明感のある湖面で、まるで極楽浄土のょうな美しさが広がっています。

この一体は「極楽浜」と呼ばれています。

硫黄泉や火山ガスが溶け込んでいるので強酸性の湖、そのため動植物がほとんど生息しておらず、とても澄んだ透明度です。


中央の写真は東日本大震災の震災慰霊塔です。

下右→はあちこちからガスが立ち上る地獄です。


今まで「恐山」というと何か恐ろしいイメージでしたが、訪れてみて考えが一変しました。

広大な山に霊を弔う神聖な場所に感じました。

亡き人に想いを馳せ、自分の生き方を思い返したりして厳粛な気持ちになるスピリチュアルなスポットです。

宿坊に宿泊して再訪したいと思ました。


行って本当に良かった‼️