昨日、郵便受けに入っていた東京都知事選挙の広報、一瞥して「何じゃこりゃ」でした。

私は一体何を読まされているのか。これは本当に選挙公報?

 ちょっと狂ってるとしか思えない候補者のなんと多いことか。こんなんが知事になったら東京から引っ越したくなるだろうな。

 こうなると、やはり女帝が強いか…。


 モヤモヤした気分で一夜明け出勤、職場への最寄駅を出たら、お若い女性が駅ビルの壁に向かってうずくまっていました。パッと見た感じ、過呼吸なのかな。そばにもう一人、背中をさすったりしている女性も。


 ここの駅は、近くに総合病院のほか医療機関が多くあり(私も検診機関勤め)、今この時間帯に通る人々はほぼ医療関係者か看護学生か朝一の受診者か、というような駅。


 付いている人がいるから大丈夫かな、そのうち落ち着くかな、と横目で見ながら過ぎようとすると、前を歩く女性がスーッと寄って行き、大丈夫ですかと声をかけていました。

 迷いのない感じだったから、医師か看護師か救命救急士か、或いはそういう症状の人への対処に慣れている方か。

 さすが病院街、良かったー、と心の中で頭を下げました。


 こういう場面で、あら大変、と思う人はたくさんいるだろうけど、私のように「そばに付いている人いるし」という言い訳を用意して横目に過ぎる人のほうがきっと多いのではないでしょうか。たとえ医療系資格を持っている人であっても。


 知識があっても、訓練されていないと、いざという時動けないものですよね。

 直接対処できなくても誰か助けを呼んだり救急車を呼んだりはできるはず…いや、たぶん簡単には出来なさそう。

 色々と考えさせられた出来事でした。誰もが自然に手を差し伸べ合える世の中であってほしいです。