桜が開花し始める季節になりましたね。
今年は二月下旬から花粉症のお客様が一気に増えました。
漢方薬で何とかならないかしら。。。
自分の力不足を痛感していました
一般医薬品では、
鼻づまり鼻水には
抗ヒスタミン成分というアレルギー反応を起こす物質の働きを抑える服薬や点鼻薬が、
目のかゆみには
抗アレルギー成分というアレルギーを起こす物質そのものを遊離阻害する成分と、抗ヒスタミン成分の配合された目薬の、
花粉症薬を利用される人が多くいらっしゃいました。
目のかゆみから目まわりの顔の乾燥のご相談も多くあります。
まず目のかゆみを薬で抑えて目をこすらないようにしましょう。
目の周りは非常に薄い皮膚なのでむやみやたらに薬を使ってはいけません。
かゆみ、赤身が酷い場合は皮膚科で診てもらいましょう。
乾燥を防ぎたいならやさしい成分の薬や化粧品で整えましょう。
いずれも、薬剤師や登録販売者に相談する方が良いと思いますよ
前置きが長くなってしまいましたが、
この桜が咲き始める頃の季節、
身体の調子が悪くなる人も多くなります。
何だか調子が悪い。
頭痛がする。
気温も上がってきて陽氣が増してくると体調が悪くなる人がいるのです。
それは何故か?
漢方的な見方で見てみましょう。
氣血水。
人の身体をざっくりと捉えると、この氣血水でみることができます。
氣血水の「氣」、元氣はどこからくるのでしょうか?
それは、もともと持っている体質と、食事からとって出来るもととがあります。
食事からとった栄養からできる氣を身体が巡らせることによって、
「氣」は機能することが出来るのです。
「氣」を巡らせるものは何かというと、
「血」と「水」です。
人の身体は約70%が水分で出来ていますね。
それは血液やリンパ液、内臓や筋肉などの細胞にも含まれます。
氣血水の「水」の巡りは、新陳代謝の意味もあります。
そうなると血液は、「水」にも含まれることになりますが、おもに「血」に含まれます。
栄養を運搬していますしね。
元氣の「氣」は、この「血」と「水」に乗っかって巡っているのです。
だから、
「血」と「水」が身体で、不足していたり、滞ってしまうと、
「氣」が巡らず、
調子が悪いということになるのです。
例えば、
便秘症の人だと想像つくかもしれません。
便秘が酷い場合、身体が重いとか、気分が落ち込むことがあると思います。
身体の中で滞っているからです。
それと同じようなことが体内構造で起こっているということです。
それなら、
何故、春に調子が悪くなることが起こるのか?
続きはまた後で…