あっという間に新学期になってしまいました。

 

新しい環境に移る人が多くなります。

 

慣れるまで、緊張と不安が入り混じりますが、

程良い緊張を保って頑張っていきましょうウインク

 

 

 

 

 

前回は、「氣」は「血」と「水」に乗っかって巡っているというお話をしました。

 

春になると調子が悪くなる人がいます。

 

「血」と「水」が不足したり、滞ってしまうと

元氣の「氣」も巡らず調子が悪くなりますえーん

 

春に調子が悪くなる、ということは、

「血」と「水」が不足したり、滞ってしまうということですね。

 

それは何故なのか?

 

 

 

 

 

春には陽氣が増します。

 

この陽氣は、あまり意識することがないかもしれません。

 

雨の日が続いた後、晴れの日が訪れると、

気温上昇とは別に、すがすがしい氣持ちになることはありませんか?

 

それが陽氣です。

 

 

 

春は、気温上昇とともにこの陽氣も増して、

生き物や植物が活動を始めます。

 

むろん、私たち人間もそうなのです。

 

無意識的に身体は活動のスタンバイを始めます。

 

春の身体の状態、つまり活動状態になっているのに

十分な「血」と「水」がなければ、

不足している状態となります。

 

また、春には冬の寒さから暖かくなるという外氣の気温上昇もあります。

 

温かい液体や空気は上に移動しますよね。

当然、人間も例外ではありません。

 

「血」と「水」が不足していると、

特に「血」は、熱をもち身体の上焦部へと移動することになるのです。

 

 

 

また、「血」と「水」が身体に十分に満たされていたとしても

身体を巡っていかなければ、

「氣」は巡りません。

 

冬の時のようにあまり動かずにいると、

春になっても運動不足でいると、

 

「血」や「水」は滞り、

つまり、血行や新陳代謝が悪くなり

身体の上焦部に溜まった熱や水の停滞のために具合が悪くなるのです。

 

 

 

そうすると、

「氣」が滞ると、

身体の全体の調子も狂うことになります。

 

「血」と「水」は、

「氣」があることで身体の機能として巡ることが出来ます。

 

氣血水それぞれが影響しあい巡らなれば身体の不調を招くことになります。

 

頭痛やむくみ、のぼせ、重怠さという不調になってくるのです。

 

 

 

 

 

春に陽氣が増し身体も活動体制になります。

その為にも冬が大切になるのですよニコニコ

 

冬は蓄える時期です。

 

冬に無理をせず、温かく美味しいものを食べて

しっかりと睡眠をとっていなければ、

「血」と「水」は不足してしまいます。

 

東洋医学的に表現すると「補腎」です。

 

「腎」は、水分調整、老廃物の除去を担ったり、ホルモンを分泌します。

そのホルモンにより骨髄からは造血幹細胞が産生され、血は肝臓に蓄えられます。

 

だから、冬は「血」と「水」を蓄える時期なのですグー

 

 

 

それは、一日の終わりに睡眠をとって明日の活動に備えるのと同じです。

 

自然を観察すると、

冬眠していた生物が春に覚めて活動したり、

樹木や土の中で準備をしていた植物が芽生えるのと同じです。

 

人も例外ではありません。

 

 

 

調子が悪いなら無理はいけませんが、

春には少しずつ散歩がてら歩いてみたり、軽い運動をすると調子が良くなる人もいます。

 

もちろん、楽しいと思う氣持ちが大切ですねウインク

 

春という季節を理解して楽しく過ごしましょう音譜

 

体調が悪い人は漢方薬で身体を整えてみてはいかがでしょうか。