こちらの続きです
前回の記事で「ロールモデルを設定して模倣する」というテクニックを書きました。
今回はその詳細をまとめてみます
「自分以外の誰かになることはできない」
まず始めに、人は自分以外の誰かにはなれません。
自分の性質や特性、感じ方を変えることは難しいですし、育ってきた環境や現在自分を取り巻く「周囲」を変えることもできません。
また、ストレッサーである子どもや夫に今すぐ「変わって欲しい」と願うこともあるとは思いますが、今すぐ、そして「自分の思い通りに」なることはまずないです。
これが前提です。
「自分の考えクセに気付く」
人は誰もが「考えクセ」があります。
これがこうなったらこんなふうに感じる、考える、という思考のパターンです。
全体的にハッピーな人と、全体的にアンハッピーな人はそもそもの思考ルーティンが異なるのです。
けれど、「全体的に不幸な方向に考えがちな人」=ダメ、という訳ではないと私は思うのです。
不幸な方向に考えがちな人はそれだけ用心深く周囲を観察できますし、視点を変えると様々なことに気付きやすいとも言えます。
これはこれで特技ともいえるのではないでしょうか?
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「自分を下げる人を真に受けない」
人を下げるタイプの人は一定数います。
彼ら/彼女たちは意識的に、あるいは無意識に相手を下げ、自分が気に入らない所を指摘し、自分が気に入るように行動させようとし、人を管理したがります。
彼ら/彼女たちは時にまったくの見知らぬ人であり、時に職場の同僚であり、時にあなたのフレネミーとして一定数存在します。
これはもうどうにもなりません。
対策としては
・真に受けない
・コーピングスキルを身に着ける
・なるべく接触しない
以上です。
彼らは結局のところ「自分が何を言っているのか自分でも理解していない」(メタ認知が弱い)のだと私は思います。
ロールモデルを設定する
とは言え、今のままではしんどい…そういう時にロールモデルを設定することをおすすめします。
ロールモデルの選び方は、
・実存している
・リアルによく知っている
・一緒にいると(自分が)すごく和む、リラックスする、勉強になる
・思い出すと癒される、気分が良くなる、浄化される
こういう方を選んでください。
そして、彼ら/彼女たちの言動を観察し、模倣するのです。例を挙げると
買い物の仕方、店員さんへの受け答えの仕方
家族への対応の仕方、声のかけ方
何か人に頼みたい時の話し方
ラインや手紙の書き方
所作、立ち居振る舞い
断り方、NOの言い方
などです。
店先でもステキだなと言う人がいたら模倣してみてください。
たとえば、自転車ですれ違う際に会釈をする、店先で順番を譲ってもらう、ドアを開けておくなど、人に良いことをすると自然と身に付いてそれが日常化します。
私の変化
私の変化
ロールモデル模倣の導入法と変化です。
①いつも気が急いている→言動が雑で注意散漫→ゆっくり行動する、話すように
②家族への声かけ、話し方がキツイ→友人には言わないようなことを家族だからとあけすけに言うのを意識的に止める
③挨拶と感謝と思いやりはtoo muchくらいで→家族にも家族外にも。知らない人にもきちんと(適当にでなく「止まって相手のほうを向いて」言う)
④背筋を伸ばしメイクはきちんと。
⑤ものを選ぶ時は時間をかけて本当に気に入ったものだけを。それがたとえ大根一本でも。
コツは
「こういう時あの人ならこうするな」 「こんな時、あの人ならこう返すかな」
と模倣することです。
好きな人にはなれなくとも、好きな人の好きな対応を自分が模倣することは可能です。
それで周囲が変わらなくとも、少なくとも自分はレベルアップできますよ良かったらお試しくださいね
しばらくコメント返信しないと思いますが拝読はしています!