また会える
第15回のうち数回を除きほとんど行かせて頂けています。
回を重ねるうちに楽しみが増しています。
誘って下さるのは楽団一の実力者のOさん
以前の職場での仕事上のお付き合いの人です。お薬の問屋さんです。
楽しみ Oさんと久しぶりに会える
Oさんが大学のクラブで尾上きんこ先生に指導してもらっていた関係で、
2014年グレース立上げ時に、お声が掛かりました。
Oさん、大学卒業以来マンドリンとは離れてしまいましたが、結構な腕前だったそうです。
私は、尾上きんこ先生の上品で、素敵で、ちょっとキツそうな感じがとっても好きになりました。
楽しみ 主宰の尾上きんこ先生に会える
アンコール曲は決まっています。
カッチーニのアヴェ・マリア
いつの間にか大好きな曲になりました。
マンドリンのトレモロにすごくあっています。
youtubeで他の楽器で聞き比べてみても、カッチーニのアヴェ・マリアにはマンドリンが一番合っているかも?と思います。
楽しみ カッチーニのアヴェ・マリアが聴ける
会場が、豊中市立文化芸術センターになって新たな楽しみが出来ました。
アンコール曲の演奏の時、後ろの壁が上がってお庭の緑が登場するのです。
水戸黄門さんの印籠のように今か今かと心待ちにしてしまいます。
楽しみ お庭の緑の演出が素晴らしい
実は、マンドリンの演奏を聴きながらいつも思い出す人がいます。
私がOさんにマンドリンのコンサートに声を掛けてもらえるのは、Sさんのお導きだと感じています。
Sさんは大学の卒業年次が同じです。企業の診療所の薬剤師仲間でした。
いつも優しく微笑んでいる、静かな感じの綺麗な女性でした。
ほんとにいつも優しく微笑んでいました。
いつ会っても感じよかったです。
診療所薬剤師仲間の新年互礼会だったかの立食パーティで、マンドリンをしている話を聞きました。
その時コンサートに誘って頂きました。
素敵だと思う人のことは何でも知りたい私は「行きたい。」と思ったものの、子育ての一番大変な時期。
「もう少し子供が落ち着いたら行きたい!」
と返事したように思います。
問屋のOさんがマンドリンをされていた事もそのとき教えて貰ったと記憶しています。
そんな矢先、Sさんは仕事中職場で倒れ、そのまま亡くなってしまいました。
重い持病を抱えていたとのこと。
そんなことを微塵も感じさせない人でした。
マンドリンはプロ並みの腕前、楽団を幾つも掛け持ちして演奏活動をしていたそうです。
私の研修した病院で同期の人が、Sさんと同じ大学のマンドリンクラブで、Sさんの追悼コンサートに誘ってくれました。
(同期の人とは研修以来全然お付き合いがないのに。)
Sさんの追悼コンサートが、私がマンドリン演奏を聴いた最初になりました。
その追悼コンサートに問屋のOさんも来られていました。
追悼コンサートの奏者の一員として別の診療所薬剤師仲間も演奏していました。
Sさんの後輩に当たります。
今はグレースのコンサートに一緒に行ってます。
なんと、そのSさんの後輩兼診療所薬剤師仲間はOさんと小学校で同じ組だったんですって
コンサートの後、Oさんに尋ねました。
「グレースの立ち上げの時、Sさんはいらっしゃった?」
「Sさんが亡くなられた後です。Sさんがいらっしゃったら絶対団員になってくれてました。」
帰宅後、日記で振り返りました。
2009年11月26日 Sさんはお亡くなりになりました。
2010年11月3日 塚口ピッコロシアターで追悼コンサートが行われました。
Sさんをいつでも思い出したい。
薬と薬剤師仲間とマンドリンの不思議なご縁で、私はマンドリンコンサートを楽しませて頂けるのでした。
どう考えてもSさんのお導きとしか思えないなぁと。
感謝 ありがとう 会いたい
帰路での阪急電車