今日8月29日

文部科学省は、4月に小6、中3を対象に実施した

「全国学力状況調査」 の結果を公表しました。

学力低下が叫ばれる中、昨年度から実施された調査です。

思考力・応用力に課題がありました。(やはり、というか!)

また、昨年に引き続き、地域格差 も問題となりました。

各学校は、それぞれの結果の分析を十分にして、

子ども達に、確かな学力をつけるための改善方法

これまで以上に取り組んでいってほしいです。

国の多額の予算も使われているのですから・・・、

ぜひ、子ども達に生かされるようにしてほしいです。

子ども達が主体的に考え、自他を大切にして、

共に協力して問題を解決していく、心豊かな子どもを

育ててほしいです。



ところで、学力 とはなんでしょうか?


ずいぶん前に

識字学級(しきじがっきゅう)に通う 

北代 色 (きただいいろ)さん」 の書かれた

文章を読んで、衝撃を受けたことがあります。


「わたしはうちがびんぼうであったので がっこうへいっておりません。

だから じをぜんぜんしりませんでした。いま しきじがっきゅうで

べんきょうして かなはだいたいおぼえました。

おいしゃへいっても うけつけでじぶんのなまえを

かいてもらっていましたが ためしにじぶんでためしにかいてみました。

かんごふさんが 北代さんとよんでくれたのでたいへんうれしかった。

夕やけ をみてもあまりうつくしいと思はなかったけれど

じをおぼえて ほんとうにうつくしいと思うようになりました。

みちをあるいておっても かんばんにきをつけて

ならったじをみると たいへんうれしく思います。・・・

これからも もっともっとべんきょうしてをしたいです。

十ねんながいきしたいです。

                     48年2月28日  北代 色 」


感動する文章です!

差別によって学ぶことができなかった北代さんが

識字学級で文字を覚え、獲得することによって、

夕焼けを美しい と感じ表現されています。

閉ざされていた心の窓が開かれる喜び、

生きる喜びに あふれています。


今の子ども達、いえ私たちは 北代さんのように 

本当に夕焼けの美しさに感動する心をもっているでしょうか?

子どもたちの学力の低下が危惧されていますが、

そんなことより もっと私が心配することは、

子どもたちが 学ぶ喜びを知らない ということ。

文字を獲得し学習することは、

自分の世界をつくり、切り開いていく力

をえることであることに気づいてない

ということです。

 学ぶことはエンパワーメント!なんです。


学ぶ意欲を取り戻すこと、共に励ましあう喜びを

体験することこそ 必要なんではないでしょうか?

そうすれば、ゆたかな学力は、おのずとついてくる・・

思いますが・・・。

授業時間数を増やすだけではダメなのですよっ!

大切なのは教育の中身の創造!


今回の学力テストには、生活・環境調査もあわせて行われて

います。子どもの背景にある生活の実態も把握してほしいです。


さまざまな人、自然と出会い、好奇心をもって

問題を追及する学習活動を組み込んでいってほしいです。


(すみませ~ん。 ちょっと堅くなりましたね (-^□^-))