11月16日 物語りたい 笑 | 常磐ラボ:変態のたまり場

常磐ラボ:変態のたまり場

地域コミュニティづくりのための場「常磐ラボ」で子供も学生も大人も交じっていろんな取り組みをしてます。

こんばんは。
ラボ主です。

今日も朝からバタバタバタとして、
なんだか午前中から疲れて大変だった。

午後には講演。

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恒例の連続講座。
『経済学で考える地域活性化』

行政主導の活性化事業から、もっと市場にコミットした活性化事業を、経済学の考え方を応用して説明する、みたいな。
なんか簡単な話を難しく説明してしまった感があって、ちょっと失敗しちゃったかなと思ってる。

納得感のある話に必要なもの。
そして、今日あまり前面に出せなくて反省しているもの。

それは「ストーリー」だ。

かの有名なプレゼンテーションの大家であるガー・レイノルズ先生しかり、世界的ベストセラー著作となった『サピエンス全史』を書いたユヴァル・ノア・ハラリ先生しかり、ラボ主がまだ読みかけなのにもかかわらず今日の講演で紹介した『残酷すぎる成功法則』を書いたエリック・パーカー先生しかり、プレゼンでも歴史でもマインドセットでも、重要なのはストーリーなのだ。

それは事実とは違うし、現実感すら無くていい。それでもみんなアンパンマンが好きだし、今のうちにやっちゃえば勝てるのに!と戦隊モノの変身シーンを見てて思っても、やっぱり最後は正義が勝つ物語に憧れる。勧善懲悪、困難を乗り越え問題を解決するというストーリーで構成された伝承・小説・アニメ・ドラマは数限りない。それは、僕らがそれを求めるからだ。

ヒトという生物種はストーリーで結びつき、ストーリーで生活してきた。さまざまな客観的な記録法が発明され利用されるようになるのは、ほんの数千年のこと。その前の何百万年も、ヒトはストーリー集落を守り、ストーリーで記憶をつなぎ、ストーリーで自分と周りを鼓舞してきたのだ(的なことがサピエンス全史では語られている)。

自分が語るストーリーが他人に共感されたとき、それは周囲を巻き込む原動力となる。

何かが起こる動きの中心には、必ずストーリーがある。そのストーリーのリーチが長ければ長いほど、それは強く自律的な動きになるんだろう(良い例が宗教だ)。

ちょっと長くなった。
とにかく、良質な物語をその胸に。

では。