995年
筑前守に任ぜられて筑紫に赴任していた宣孝が地元へ帰ってきていました
まひろに紅のお土産を買ってきたり、良い女になったなと話すところなんかは、この後の出来事の伏線ですよね
一条天皇は次の関白を、なかなか決められずにいましたが、実資と道綱が話している内容を聞き、道兼を関白にすることとします
これを伊周に告げると、その怒りは定子に向けられます
定子は人望を得るよう伊周に言い返しますが・・
道兼は道長に御礼を伝えにきていました
昔の危ういオーラは完全になくなっており、言わば悟りを開いたような表情をしています
道長も右大臣に昇格します
悲田院の改革のことを道兼に話すと協力すると返します
しかし、何だかふらついているように見えます
案の定、道兼は関白就任の宣旨を受けた直後に倒れてしまいます
自分は疫病だと言い、道長に近づくな、出ていけと話します
「七日関白」
道兼は35歳でこの世を去ります
あまりにも呆気ない終幕でした
道長はショックで動けずにいました
それを倫子が遠くから悲しそうな顔で見守る様子が何とも言えませんでした
為時とまひろも、道兼が亡くなった知らせを受け、何とも言えない感情を抱いていました
まひろは琵琶を奏でます
「罪も無念もすべて天に昇って消えてしまえ」
この後も疫病により多くの公卿らが次々に亡くなったのだと言います
ある時、詮子に道長と倫子は呼ばれます
道長に関白になれと言うのです
しかし、道長も倫子もそのような気はありません
すると道長はうつけ者と叱られます
道兼が亡くなり、いよいよ伊周に関白の座が近づいてきたいます
伊周も宴を開き、それを証明しようとするのですが、実資の姿はそこにありませんでした
一条天皇も定子に、これで堂々と伊周を関白にできると伝えていましたが、平安時代のF4の3人(公任、行成、斉信)は道長が良いと話していました
まひろの元に清少納言がひそかに訪れます
道長のことを知っているかと言われ、ドキッとさせられますが、短歌の会で知ったと説明し、誤魔化します
ただ、道長は女性に人気が無いのだとか・・
どこかで安心するまひろでした
弟の惟規が大学寮の試験を終えて帰宅してくると白居易の「新楽府」の話になります
「新楽府」が欲しいと頼みます
ある夜、一条天皇の元に詮子がやってきて、人払いをさせます
次の関白を伊周にすると聞くと心配だと話し、道長にせよと涙を流しながら話すのです
一条天皇は自分で決めたことを曲げたくありません
しかし、母の詮子のことを蔑ろにもしたくなかってため、翌日、道長に内覧宣旨をくだすのです
これに苛立つ伊周は定子の元に行き、御子を生めと連呼し、罵ります
その様子は父、道隆の様に重なります
一条天皇は道長を公卿のトップである右大臣に就けますが、伊周のことを配慮し、関白、左大臣は設けないという状況です
明子の兄も道長1本でいくと話していました
道長は、自身が偉くなり、この国を変える使命があると昔、言われた、まひろの言葉を思い出していました
まひろが昔のことを思い出しながら、あの廃邸で思いに浸っていると道長が現れます
ただ、言葉は何も交わせず、すれ違うしかありませんでした
一方、サワは肥前守となった父についていかねばならなくなり、まひろに別れを告げに来ていました
惟規との掛け合いが面白かった(笑)
自壊、惟規に頼んでいた「新楽府」はまひろの元に届くようです
道長による疫病対策が少しずつ実現していきます
まひろは清少納言の仲介で宮中にて定子と会うようです
さらに道長の計らいにより為時にチャンスが訪れます
そして、あの元天皇が再登場します
いわゆる、長徳の変です