今年も確定申告の時期がやってきました
仕事柄、通常業務に何十件もの申告を行わないといけないのは、本当に大変なのですよね・・

毎年のように改正があって、年々、難しくなってきている感じもしています

そこで2024年の主な改正点について、触れておきたいと思います

①インボイスへの対応

今年の一番の改正ポイントは、ここになるでしょう

消費税には、本則課税方式、簡易課税方式の2種類がありますが、元々、免税事業者であった事業者が令和5年10月1日からインボイスの登録番号を持つための手続きを行っている場合、もう1つ、2割特例というものも選択できます

自分で申告ができなさそうな方は、早めに税理士等に相談するか、無料相談会等に参加するようにして下さい

また、申告決算書や内訳書の中に売上金額と仕入金額の明細書欄が出来ており、そこに主な取引先と金額、登録番号まで記載するようになっています

正直、ここの部分はどこまで対応できるかということになるかと思いますが・・

その他は、以下の通りです
②申告書や納付書の送付が取り止め
③親族欄の書き方変更
④特定株式の収入に関する「申告不要制度」の記入欄が削除
⑤財産債務調書の提出対象者の拡大

これらは、改正の一部になります
詳細は国税庁のホームページ等で改めて確認をして下さい

それぞれの期限等は以下のようになっていますので、くれぐれも申告や納付遅れが無いよう、ご注意下さい

所得税申告期限→令和6年3月15日(金)
所得税口座振替日→令和6年4月23日(火)
消費税申告期限→令和6年4月1日(月)
消費税口座振替日→令和6年4月30日(火)

さて、現在の参考書は、あのベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さん』以来の衝撃とまで書かれている、お金に関する実践的なアドバイスが満載の『JUST KEEP BUYING』(ダイヤモンド社)を読み進めていっています

データサイエンティストの能力が今、求められていると言われる中、どのような考察がされているのか、FPとして見解を広めていきたいと考えています

前回は、黄金のルールの4つ目、2倍ルールで罪悪感を減らす節という点を持論を踏まえ書いていきました


「パワーカップル」という言葉、一度は誰もが聞いたことのある言葉ではないでしょうか?

共働きでどちらも高収入を得ている夫婦のことを指します

パワーカップルは、当然、夫婦のどちらかだけが働いている家庭よりも収入が多い訳ですが、それならば貯金もそれなりにあるのかというと必ずしもそうではないと言います

収入が増えると、その分だけ生活レベルを上げようとして、結果、支出も増加しがちなのです

このようなことを「ライフスタイル・クリープ」と呼びます

参考書の中では、セカイイチの大富豪一族の没落の事例が書かれていますので、興味のある方は読んでみて下さい

収入が増えた際に支出を増やしたら駄目かというと、そういう訳ではありません

ただ、収入が増えた分、支出も増やしたとしたら、どうでしょうか?
それが望ましくないというのは何となく分かるのではないでしょうか?

それでは、支出をどのくらい抑えて、貯蓄率を上げると良いのでしょうか?

この目安が5つ目の黄金のルールとなります
厳密には、現在の貯蓄率(年収に占める割合)により、収入アップ分を貯蓄すべき割合がルール化されています


それが分かりずらいという場合は、ザクッと収入アップ分の50%を貯金に回したら良いとのことです


昇給により、年間の収入が400万円から500万円に増えたとしたならば、収入アップ分は100万円です


貯金には、100万円×50%=50万円を回すという計算になります


これがやってみると意外と難しいのですよね

しかし、この地道な貯金が将来、貴重な蓄えになることは間違いないのではないでしょうか?

 

 

ではでは、今日も一日頑張っていきましょう!

※国税庁ホームページより