急に夏が終わって、秋をすっ飛ばして、冬に突入してしまった

何だかそのような気候の急激な変化に、体調管理が追い付いていない方も多いのではないでしょうか?

年のせいとは言いたくないので、最近の疲れの要因をその気候の変化のせいにしている私ですが、今年の冬は寒くなるとの話ですので、早めに冬支度に取りかかっています

↓今までは暖房だけで乗り越えていたのですが、先日、ニトリでホットカーペットを購入してきました


ホットカーペットは1.5畳ぐらいだとエアコン(6畳)の暖房よりも若干電気代が安くなるようで、ファンヒーター、電気ヒーター、オイルヒーターなんかの暖房器具と比べても安い電気代で済みます

電気代も高くなってきていますからね
馬鹿にならないですね

ちなみに今、当ブログの中で扱っているパナソニックはヒートポンプ式暖房機の増産を考えているという新聞記事がありました

いわゆり「A2W」と呼ばれる型は、大気中の熱を集めて作った温水を循環させて暖房するシステムなのだそうです

CO2排出量の削減が可能なようで、ウクライナとロシアの戦争の影響もあり、欧州での売上が伸びているとのことでした

これだけエネルギー関係の価格が上がってきている中、少しでもそれを抑えられるような機器や代替できる機器が出てくることを期待したいところですね

さて、話を戻して、この企業というブログジャンルでは、企業経営者が著者として書かれている書籍を参考書にして、企業経営や人材育成のことを中心に勉強していきたいと考えています

4冊目はどの企業本にしようかと考えた結果、同じ家電業界で凌ぎを削ってきたと言えばパナソニックグループではないかと思い、パナソニックコネクト代表取締役である樋口泰行さんの著書『パナソニック覚醒』を参考書として読み進めていっています

この企業編では、私が気になった言葉を拾い、考えたことを書いていく流れになります

前回は、企業の変革について、組織のあり方や形態に注目して書いていきました


①一存だけで採用を決めない

ここにきて人材不足の時代と称され、各企業が「人財」の取り合いをしている様子を見ていると私のように就職に苦しんだロスジェネ世代って一体何だったんだろうと思います

収入が安定しているから公務員を目指しなさい、大企業を目標としなさいと刷り込まれてきたせいか、視野が狭く、選択肢が限定的で、本当にやりたかったことをやむなくあきらめないといけない、そのような時代だったように思うのです

もちろん、全員が全員、そのような状況であったかというとそうではないのですが、今の時代の若者たちのように自分のやりたいことを仕事にできるという実現性を比較すると、断然、今の方が高まっているのではないでしょうか?

ただし、採用する企業側は注意しないといけません
人材を獲得したいばかりに、採用基準を下げてみたり、Zoomのようやネットのみの面接だけでリアルに対面しての面接は行わなかったり、資格やキャリアだけで決定してしまったりするのは危険です

樋口さんは、特に外部から(中途)採用する際には、自分だけで採用を決定せず、3人以上の評価で決めると書いています

パナソニックのような大企業だけではなく、中小企業でも同じことが言えると思うのですよね

人材育成には人手、お金、そして時間を要するものです
人材を活かすのも、潰してしまうのも、採用する側に大きな責任が背負わされているたいうことを忘れてはいけないと私は考えています

②利益への意識が薄い

今更ではありますが、企業を持続させていくために最重要視する財務の数値は売上高ではありません

売上高から原価を差し引いた売上総利益(粗利)であり、そこから販管費等を差し引いた営業利益であったり、経常利益である「利益」こそが重要なのです

もちろん黒字であってもお金が無ければ、どうしようもないので、そう考えると損益計算書よりも貸借対照表の数字の方が重要なのではという考え方がありますが、まずは、利益を出すこと、企業経営を行うならば、これは絶対に意識しておかねばならない点です

経営している事業が複数に跨がるのであれば、事業毎に利益を出すことができているかを見ていくべきですし、もっと細かく見れば扱っている商品やサービス毎にも見ていく必要があるでしょう

何を捨てて、何に集中していくべきなのか?
何が主で何が(未来に繋がる)従たるものなのか?
選択と集中、両利きの経営、この2つの考え方を時と場合によって使い分けていくことが望まれていると私は考えています

③M&Aと一人ひとりの社員の成長

私も仕事柄M&Aの場に携わることがあります
多額の仲介料を取るコンサル会社に若干、疑問を感じつつも、パナソニックのように成功に繋がっていっている事例も多くあります

ただ、M&Aも1つのツールに過ぎません
それをうまく使い使いこなせるかどうかは、そかに関わる人にかかっているのです

売却(吸収)される企業側の職員は、その事実を合併直前(or当日)まで知らされていないことが一般的です(人を引き継がないこともあります)

突然、あなたは今日から○○企業の社員になりますと言われたら、それはそれは混乱するのではないでしょうか?

買い手の企業から異同になった職員は、どのように思うでしょうか?
島流しにあったと思うか、新しい企業で何ができるのだろうかとワクワクして気持ちでいるのか?

事業がうまくいくかどうかは、そこに関わる社員たちにかかっているのは間違いないでしょう

戦国時代の武将、武田信玄の言葉、
「人は石垣、人は城、人は堀」
とは、まさにこのようなことを言うのだろうなと思いました

ではでは、今日も一日頑張っていきましょう!