前回、ベジタリアンやヴィーガンの話を書いたのですが、皆さんは「フレキシタリアン」という言葉をご存じですか?

私は、今回の参考書を読むまでは、知りませんでした

flexible→柔軟性
vegetarian→菜食主義
を組み合わせた造語で、20年前には、出てきていた言葉のようです

「基本的には動物性の食事の摂取を控えるが、状況に応じて時々は食べる」という食生活の人を指す言葉になります

日本での別の呼び方は「ゆるベジタリアン」
多分、私が当てはまります苦笑

いきなり植物性の食品のみを食しなさいとか、肉は食べたらいけませんとなると、おそらく食事そのものが楽しくなくなると思うのですよね

男性なら誰しもが大好きなカレーライスに肉が入ってなかったとしたら、どうですか?
その代わりが大豆ミートでした

たまには良いかもしれませんが、子どもの頃から好きだったカレーライスとは違うように思います

食事は楽しみながらするものです
一日を頑張ることが出来るエネルギーを得る必要があります

栄養バランスを整え、偏食にならないようにしないといけません
そして、時には、世界のこと、SDGsへの取り組みのことを考えて、菜食中心の食事をとる

そこまで極端にヴィーガン、ベジタリアンでなくても、当たり前のことを当たり前のように行っていれば、問題も縮小していくのではないかと私は考えています

さて、SDGsをテーマとしている、このブログでは、現在、参考書として、原貫太さん著書の『あなたとSDGsをつなぐ「世界を正しく見る」習慣』(KADOKAWA)をもとに読み進めていっています

タイトルを見た時に、一昨年、大ヒットし、いまだに売れ続けている『FACTFULNESS』と同じイメージがしたのですが、どうもSDGsとの繋がりがありそうです

前回は、肉を中心に食とSDGsの関係性について考えていきました


株式投資には、将来、成長が期待でき、かつ、今はそこまで評価されていない(株価が格安)企業を見つけるグロース株投資というスタイルがあります

もう1つのスタイルがバリュー投資ですが、詳しくは下記のブログの回をご覧下さい


成長が期待でき、その株式投資の投資先として注目し続けられているのが「水」ビジネスを営む企業です

地球は水の惑星と呼ばれています
確かに地球表面の3分の2は、海や湖等に覆われているのですが、そのうち人が取水しやすい状態の淡水は、わずかに0.01%に過ぎないのだそうです

その量は約10万立方kmと書かれており、人が生きていく上で最低限摂取すべき水の量は、体重60キロの方で、約2リットルとされています

現在の世界人口が78億人であり、2030年には85億人を突破するとなると・・

私には計算が出来なかったのですが、ユネスコが発表しているデータでは、2030年には世界人口の47%が水不足になるということで、思っている以上に事は深刻です

そして、SDGsの17の目標の6つ目に安全な水とトイレの確保のことが掲げられています


そういうこともあり「水ビジネス」の市場は110兆円を超える将来有望な事業と見られています

水ビジネスの分野としては、主に下記の通りです

・上下水道設備インフラ
・海水の淡水化プラント等の建設や運営
・工業用水、工業下水設備インフラ
・貯水、排水、再利用
・水防災対策

日本の技術力は高いはずなのですが、日本企業における水ビジネスの規模は1,000億円規模と世界に比べるとまだまだ小さいのが現実です

フランス、アメリカ、ドイツ等に水ビジネスを経営する大きな企業があるようです

日本では、旭化成や日立製作所、総合商社等、名だたる大手企業が参入しているようですが・・
頑張って欲しいですね

日本ではその高い技術により水道水が飲めますし、海に囲まれていているから、水不足の心配なんて要らないのではと思いきや、今年3月の東北の大きな地震後にリポーターがその地域の方に「今、何が一番大変ですか?」の質問に「水が出ないことです」と答えていました

飲む水はもちろん、トイレ等のような流す水も生活には必要不可欠ということがわかります

水が当たり前のように手に入っている日本だからこそ、急に水が出なくなりました、となるとパニック状態のようになりやすいのかもしれません

先日の初の電力需給ひっ迫警報の発令しかり、もし電気やガスが止まったら?
水道水が止まったら?
ガソリン不足で車が使えなくなったら?

日本人は意外と節約とか倹約は文化的に得意な人種なので、いざとなればある程度、省エネには対応出来るように思います

ただ、警報や注意報を出しては、発令しては、特に大したこたは起こらずの繰り返しによる、狼少年の逸話のようになっては困るのですが、状況を想定しての代替策、個人としての備えは、考えを共有し、実行しておくべきなのでしょうね

そういう日を1年間のどこかに設定して(SDGs週間の中でも良いかもしれません)、国民皆で取り組むのはどうでしょうか?

単なるイベントてはなくて、具体的に個々人でも取り組めるものを国や行政が中心となって具体化して公表した方が良いかもですね

(例えば、極端な話、意図的に水道局からの水の供給を減らすとか、電力会社からの電力供給を減らすとか)

その成果を数字やデータで見える化して、私たちが肌身で感じることが必要に思います

ではでは、今日も一日頑張っていきましょう!