アメリカ大統領選、バイデン氏が勝利(?)ということで、それに反応するかのように、ダウだけならず、日本の株価も上昇しています
バイデン氏が勝利なら、ダウも株価も上がるだろうと予測していながら、投資をできない自分は、やっぱり小物だなとか思ったりしています
一方でコロナ感染者が再び日本でも増加していっている中、映画『鬼滅の刃』は引き続き絶好調で興行収入は200億円を突破
映画や漫画本だけならず、関連商品やそれにあやかっての他業種の増収に繋がっているようです
経済というのは、いくつもの大中小の歯車が、何らかのきっかけで噛んで、回りだす、何かそういう感覚を覚えています
これが良い方向に向かって回っていくことを祈ります・・・
さて、このSDGsをテーマとするシリーズでは、前回まで夫馬賢治さんの書籍『データでわかる 2030年地球の姿』(日経プレミアシリーズ)の内容を追いながら、自分なりの考えを添えて書いてきました
vol.673「持続可能な開発 SDGs26~未来の脚本を良き方向に書き換える」
今回から新しい書籍、中石和良さんの『サーキュラー・エコノミー』(ポプラ新書)を参考書に企業がやるべきSDGsの実践について考えていきたいと思います
中石さんは(一社)サーキュラーエコノミー・ジャパンの創設者であり代表理事です
「循環型経済」
最近、新聞等で、たまに目にするようになったこのキーワード
これが「サーキュラー・エコノミー」です
ただし、かつての日本のように大量生産、大量消費のように、単に資源を循環させる訳ではない経済システムということになるようです
欧米企業の間では、このサーキュラー・エコノミーがSDGsの目標を達成するための具体的な方法論として注目を集めているそうです
しかし、日本では、真のサーキュラー・エコノミーは、まだまだ浸透していないということでこの書籍では、先進的に取り入れている木々の実例を取り上げながら、勉強していこうという内容になっているようです
日本で循環型社会とは、何かを考える時に出てくるのが「3R」という言葉です
これは私も聴いたことがあります
・リデュース(Reduce)
→資源の使用と廃棄物の排出を減らす
・リユース(Reuse)→再使用
・リサイクル(Recycle)→再生利用
の3つで、これらにおいては、日本も多くの成果を出してきています
では、循環型社会においては最先端をいっている?
ということには、ならないようです
3Rは、サーキュラー・エコノミーではなく、「リサイクリング・エコノミー」の部類に入ります
著書の中に記載されているリサイクリング・エコノミーは以下の流れです
原材料→製品→使用→製品→使用・・・
なのですが、使用後に廃棄物を生じさせてしまうというものです
しかし、サーキュラー・エコノミーは以下の流れです
原材料→製品→使用→原材料→製品→使用・・・これがまるでサークル(円)のように持続的に続く訳です
さらにサーキュラー・エコノミーの概念は進化し続けており、経済や産業の枠を越えて、税制、金融、投資、社会的ネットワーク便宜までに広がり、最終的には、人々の健康と幸福の実現までを目指すものとなっています
そこで著書では、サーキュラー・エコノミーの3原則を以下のように考えています
①廃棄物と汚染を生み出さないデザイン(設計)を行う
②製品と原料を使い続ける
③自然システムを再生する
う~ん、まだ、ボヤ~っとした感じではありますが、上記のリサイクリング・エコノミーと比較しつつ、この原則を考えてみると、少しずつ見えてくるものがあります
ただ、③の自然システムを再生するというのが難しく思うのは私だけでしょうか?
そして、そんな夢のような(?)社会は、実現可能なのでしょうか?
読み進めていきたいと思います
ではでは、今日も1日頑張っていきましょう!